makeとcreateの違いとは? どう使い分ける? ニュアンスは?

makeとcreateの違いは? どう使い分ける? 「作る」という意味の英語
目次

英語で作るという際にmakeとcreateのどちらを使うべき?

皆さんこんにちは。スコットです。今回は英語で「作る」という意味の「makeとcreateの違い」についてお話ししてみたいと思います。

この「make」と「create」という英単語は一見するととても似ていて使い分けについていまいち理解出来ないという方もいらっしゃると思います。そこで、このページでは、それぞれの意味・ニュアンスの違いと使い分けを紹介したいと思います。

makeとcreateは日常会話だけではなく、ビジネス英会話などにもよく使われますので、微妙なニュアンスの違いを理解した方がよいと思います。

英語ネイティブのmakeとcreateの使い方の理解を深める為に実際に使える例文を通して実例を紹介してみたいと思います。まずは最初に「make」にクローズアップしていきます。

makeの意味と使い方、ニュアンス、createとの違い

makeの意味と使い方、ニュアンス、createとの違い

最初に紹介する「make」という動詞には数多くの使い方がありますが、今回は「作る」という意味でクローズアップしたいと思います。一般的に「make」は「物を作る」という意味で使いますし、「料理を作る」や「お茶・コーヒーを作る」という意味としても使えます。

もっと言うと、どんな物を作った場合でも「make」という動詞を使えますが、一般的には「もうすでに存在しているもの・コンセプトを作る」という際に使います。

例えば、「カレーライス」というレシピはもう既に存在していますので「make curry and rice」という表現で使います。

この場合には「create」という単語を使う事はできません。もし、新しいカレーライスのレシピを考えて作るなら、その際には「create」という単語を使ってもOKです。ケーキを作る際には「make a cake」という言い方を使えます。この場合もmakeを使う理由として、もうすでに存在しているレシピを見ながらケーキをそのまま作るという理由でmakeを使います。

以上の事から「create」という単語を使う場合には、「何か新しい物・ユニークな物をゼロから作る」というニュアンスがあるので、一般的に何か作る場合にはmakeの方を使います。それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で見てみましょう!

makeの使い方 例文

A: What shall we have for dinner tonight?
(今夜の夕食は何を食べましょうか。)

B: I think I’ll make beef stew.
(ビーフシチューを作ろうかなと思います。)

A: What did you do in art class today?
(美術の授業では何をしましたか。)

B: We made paper flowers.
(紙で花を作りました。)

A: What does your husband do for a living?
(旦那さんの仕事は何ですか。)

B: He works in a factory that makes electronic equipment.
(電子機材を作る工場で働いています。)

A: Do you have any hobbies?
(趣味はありますか。)

B: Yes. I enjoy pottery. I made this cup.
(はい、陶芸が好きです。このカップを作りましたよ。)

createの意味と使い方、ニュアンス、makeとの違い

createの意味と使い方、ニュアンス、makeとの違い

一方次の「create」は「make」と違って、「何か新しいもの・アイディアをゼロから作る」というニュアンスを与える動詞になります。

つまり、もうすでに存在している物やコンセプトを作るのではなく、「何か新しいアイディアを新規作成する」という意味になる動詞です。

もっと詳しく言うなら、「新しい物・アイディア・コンセプトを生み出す」というニュアンスを与える単語です。もう既に日本語にもなっている単語だと思います。

関連語には「creative」や「creativity」があります。「creative」は形容詞で、「クリエイティブな、創造的」という意味になります。

creativityとは名詞で「創造性」という意味になります。他にも、「creation」という単語もあります。これは「創造物・作った物」という意味になります。

まとめると、以下のような場合には「create」という単語を使う事ができます:

  • create an original curry recipe (ユニークなカレーレシピを作る)
  • create a new account (新しい口座を作る)
  • create a graph (グラフを作る)
  • create a show (演劇を作る)

その他の使い方として、「create」は色々な英語のイディオム・表現に使われています。例えば、「create noise」は「騒ぐ」という意味になります。「create a mess」は「(部屋などを)汚す」という意味になり、「create a good atmosphere」は「良い雰囲気を作る」という意味になります。

これらの表現は「生み出す」という本来の意味とは少し違いますので、イディオムとして別の意味として覚えた方がよいと思います。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。

createの使い方 例文

A: Do you have any homework today?
(今日は宿題ある?)

B: Yes, I have to create a poster for the culture festival.
(あるよ。文化祭のためにポスターを作らなきゃならない。)

A: What are you going to do today?
(今日は何をする予定ですか。)

B: I have to go to the bank and create a new account for my business.
(銀行に行ってビジネス口座を作らなければならない。)

A: This stew is delicious! Where did you find the recipe?
(このシチューはおいしい!レシピはどこで見つけたの?)

B: I created it myself. I can give you my recipe, if you like.
(レシピは自分で考えたよ。よかったらレシピ教えてあげるよ。)

A: What are the children doing?
(子供たちは今何をしているの?)

B: They’re in the living room painting pictures. Creating a big mess, no doubt!
(リビングで絵具で絵を描いている。部屋を汚しているだろうね!)

英語で「作る」,「創造する」という意味になる他の英単語は?

英語で「作る」,「創造する」という意味になる他の英単語は?

今回紹介した「make」と「create」以外にも「作る、創造する、制作する」という意味になる動詞はいくつかあります。例えば、例として、「build」という単語は「立てる」だけではなく、「プラモデルなどを作る」という際にも使えます。

例えば、「build a model aeroplane」(プラモデルの飛行機を作る)といったように使えます。また、「家具をパーツから作る」というような際にも使えます。例えば、「build a bookcase」(本棚を作る)という表現で使えます。

そして、プラモデルや家具などを作る際には「assemble」や「put together」という動詞を使う事もできます。この二つの動詞は特に「パーツから何かを作る・組み合わせる」という際に使います。

それ以外にも「produce」という単語もあります。この動詞は主に「工場で何かを生産する」というニュアンスを与える単語です。つまり、産業用語として使う「作るという意味の動詞」になります。他にも「manufacture」という単語も同じニュアンスを与えますので、合わせて覚えておきましょう。

まとめ: makeとcreateの違い

まとめると、「make」と「create」は同じように「作る」という意味になる動詞ですが、「make」はもうすでにある物・コンセプトを「作る」という意味になります。「create」は「新規に作る・生み出す」というニュアンスを与えます。

何か新しい物を生み出す人は「creative」(創造的な、クリエイティブな)と呼ばれます。新しく作られた物は「creation」(創造物)といいます。今回はこれで以上になります。

makeとcreateの違いは? どう使い分ける? 「作る」という意味の英語

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よろしければシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

スピーキング力アップにお勧めのメソッド教材

当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。

この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。

当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。

「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。

  • ステップ1: リスニング
  • ステップ2: リピーティング
  • ステップ3: シャドーイング
  • ステップ4: プラクティス
  • ステップ5: ディクテーション

英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。

英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。

英語を話す事に特化した教材 English Reboot(イングリッシュリブート)


目次