dinnerとsupperの違い・イギリスとアメリカの 「夕食」の言い方の違い

dinnerとsupperの違いは? 「夕食」という意味の英語の使い方
目次

「夕食」は英語で何? 英米で違うdinnerとsupperの違い

皆さんこんにちは。マリです。今回の記事では英語学習者が間違えやすい英単語「dinnerとsupperの違い、それぞれの意味と使い分けの違い」を紹介したいと思います。

夕食という意味の英語が「dinner」であるという事は日本の小・中学生でも知っていると思いますが、実は英語の「dinner」には国や方言、社会階級によって違い意味になります。勿論、一般的には「dinner」=「夕食」という意味になりますが、英語圏の国によって違う意味として使われる場合があります。

そのため、「dinner」という単語は以外に複雑な単語です。そして、「supper」という単語にも同じような事が言えます。

これもあるエリア、そして方言などによっては違う意味を表す表現になります。それでは、「dinner」と「supper」の違いを知る為にそれぞれの単語の意味と使い方、言葉のルーツをクローズアップしていきましょう!

dinnerの意味と使い方・イギリス英語とアメリカ英語の違い

dinnerの意味と使い方・イギリス英語とアメリカ英語の違い

先ずは「dinner」という単語は元々は古フランス語の「disner」という動詞が由来の単語です。「disner」は「食事をする」という意味になる古フランス語です。

しかしその昔、この単語は「朝ごはん」というニュアンスがありました。その後、少しずつ時代と共に変化していって、「dinner」という英語が「その日に食べる最も大きなメインの食事」という意味として使われるようになりました。

現在、殆どの人はメインの食事が「夕食」という人が多いと思いますので、「dinner」は「夕食」という意味として使われるようになりました。しかし、昔の人達は一日の中で、最も大きなメインの食事は昼食でした。これは特に肉体労働をしていた人たちの習慣です。

そのため、イギリス英語ではワーキングクラス(労働階級者)の人や北部の人は昼食の事を「dinner」と呼んでいます。

昼食が「dinner」であれば、夕食は「tea」または「supper」になります。アメリカ英語では、昼食を「dinner」と呼ぶ人は殆どいません。アメリカ英語で「dinner」は必ず「夕食」という意味になります。

しかし、イギリス英語では、学校の給食の事を「school dinner」という言い方になり、お昼に食べるクリスマスの料理の事を「Christmas dinner」言います。それでは、実際のイギリス英語での使い方とアメリカ英語での使い方を例文で確認してみましょう!

dinnerの使い方例文(アメリカ英語)

A: Mom, what time is dinner tonight?
(お母さん、今夜の夕食は何時くらいに食べるの?)

B: It should be ready at about 7pm.
(7時くらいにできるはずですよ。)

A: What did you have for dinner yesterday?
(昨日の夕食は何を食べましたか。)

B: I had beef stew with rice. It was awesome!
(ビーフシチューとご飯を食べました。とてもうまかった!)

dinnerの使い方 例文(イギリス英語)

A: What do you want for tea tonight?
(夕食は何を食べたいの。)

B: I’m not that hungry, to be honest. I had a big dinner at midday.
(正直に言うと、そんなにお腹空いていない。お昼ごはんがとても大きかったからね。)

A: What are your school dinners like?
(給食はどんな感じですか。)

B: They’re not bad. Today I had curry with rice, then fruit for dessert.
(悪くないね。今日はカレーライスで、デザートは果物でした。)

supperの意味と使い方

supperの意味と使い方

supper」は英語の「sup」という動詞が由来になっています。「sup」は「食事をする」という意味になりますが、この単語も元々フランス語の「super」という動詞から来ています。「super」というフランス語は「スープを飲む」という意味になる動詞です。

その昔、夕食で食べる料理は多くの場合「スープ」や「シチュー」のような煮る物が中心でしたので、「super」という動詞は「夕食を食べる」というニュアンスとして使われるようになりました。

現在の英語では、「supper」は必ず「夜に食べる食事」というニュアンスを与えます。しかし、英語圏の国によって微妙な使い方の違いがあります。

例えば、アメリカ英語で「supper」は「dinner」と殆ど同じ意味になります。しかし、「フォーマルな夕食」の場合には「dinner」という単語を使います。

例えば、高級レストランで夕食を食べる場合には「dinner」という単語を使います。一方「supper」はもう少しカジュアルなニュアンスを与える単語です。例えば、家族と一緒に食べる夕食は「supper」と呼ぶ場合が多いです。

イギリス英語で「supper」は多くの場合「軽い夕食」や「寝る前に食べる軽い食事」というニュアンスを与えます。

そして、現在のイギリスでは、「supper」は少し「上流階級の人が使う単語」というイメージがあります。ですから、ワーキングクラスの人はこの単語をあまり使いません。

それでは、こちらもイギリス英語での使い方とアメリカ英語での使い方を例文でみていきましょう。

supperの使い方 例文(アメリカ英語)

A: What do you want to eat for supper?
(夕食は何を食べたいですか。)

B: We could order a pizza. What do you think?
(テイクアウトのピザを注文しようかな。どう思う?)

A: We could have supper at home, or go out for dinner. Which would you prefer?
(家で夕食を食べるか、外食するか、どっちがいい?)

B: Just a casual supper at home is fine with me.
(家でカジュアルな夕食でいいよ。)

supperの使い方 例文(イギリス英語)

A: If you’re still hungry, I can make you a light supper.
(まだお腹が空いているなら、軽い夜ご飯を作れるけど。)

B: That sounds nice. Thank you.
(それはいいね。ありがとう。)

A: Do you usually have a big evening meal?
(夜は大きな食事を食べますか。)

B: No. I have a big dinner at midday, then a light supper in the evening.
(いいえ。私は昼食を沢山食べたので夜は軽い食事でいいです。)

まとめ:「dinner」と「supper」の違い

まとめると、アメリカ英語では、「dinner」と「supper」は同じように夕食という意味になりますが、「supper」は「カジュアルなニュアンス」を与えます。

「dinner」は「フォーマルなニュアンス」を与えます。しかし、人によって使い方の違い、それ以外にも地方方言による違いもあります。

イギリスでは、「dinner」は「大きな食事」というニュアンスを与える単語なので、その日の中でお昼ごはんがメインのような食事内容であれば「dinner」という言い方になる場合があります。

そして、しっかりした大きめの夕食の場合であれば「dinner」と呼ぶ人もいます。そして、社会階級による違いもあります。ワーキングクラスの人は昼食を「dinner」と呼んで、と呼ぶ傾向があります。

この「supper」とはイギリスでは「寝る前に食べる軽い食事」というニュアンスを与える単語です。それでは以上になります。他にもこんな英語について知りたい!

これは英語にするとどのように表現するの?、効果的なお勧めの英語勉強法を知りたいという方は是非当サイトの英語教育経験が豊富なネイティブにメッセージ下さいね!

dinnerとsupperの違いは? 「夕食」という意味の英語の使い方

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

スピーキング力アップにお勧めのメソッド教材

当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。

この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。

当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。

「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。

STEP1:リスニング
STEP2:リピーティング
STEP3:シャドーイング
STEP4:プラクティス
STEP5:ディクテーション

英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。

英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。

英語を話す事に特化した教材 English Reboot(イングリッシュリブート)

スポンサーリンク

目次