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responsibleとaccountableの違いは? 使い方やニュアンスの違い

responsibleとaccountableの違いは? 使い方やニュアンスの違い
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教材の詳細

「責任・責任を持つ」という意味になる英単語 responsibleとaccountableの違い・ニュアンス


スコット
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みなさんこんにちは。今回は「responsibleとaccountableの違い・ニュアンス・使い方の違い」というテーマについてお話してみたいと思います。


実はこの記事のテーマは、当サイトの読者の方から頂いた質問が元になっています。responsibleとaccountableは、両方とも「責任」という意味の日本語になると思いますが、それ以外にも重要な使い方の違いがあります。

そこで今回の記事では、これらの英単語の正しい使い方と、実際の英語ネイティブの使い方を紹介したいと思います。それでは、実際に頂いた質問はこちらになります。


読者の方の質問:


マスターランゲージの先生の皆さん、こんにちは。
私は、フリーランスで英語を教えている日本人男性です。こちらのウェブサイトに掲載されている記事は、私が教える際もとても参考になり、いつも便利に使わせて頂いています。

さて、今回メールさせて頂いたのは、英語ネイティブの先生に一つお訊きしたいことがあったからです。以前に生徒さんからresponsibleとaccountableの違いについて質問されたのですが、うまく答えることができませんでした。

自分でも、色々な辞書に当たってみたのですが、どうも要領を得ません。もしよろしければ、この2つの語のニュアンスの違いについて説明して頂けないでしょうか?
よろしくお願い致します。



まずはご質問ありがとうございました。また、当サイトを頂きましてありがとうございます。読者の方から質問を頂くと「どなたかの役に立っているんだ」と感じ私達ライターも、とてもやりがいを感じます!

これからも質問があれば是非ご連絡ください。さて、それでは早速それぞれの意味と使い方を紹介していきたいと思います。まずはresponsibleについてみていきましょう。




responsibleの意味と使い方


この「responsible」という単語には様々な意味と使い方があります。まずは「be responsible for」というフレーズです。これは「in charge of」と同じように「~を担当している」という使い方があります。

例えば、実際の例として「Mike is the student responsible for cleaning the blackboard.」(マイクは黒板掃除を担当している生徒です。)という使い方が出来ます。つまり、これは「黒板を掃除する事はマイクの仕事です」というニュアンスを与える表現になります。

そして、「何かの原因とする」というニュアンスも含まれています。これは一般的に「~せいだ」というネガティブなニュアンスを与える表現にもなりますが、逆にポジティブなニュアンスとしても使えます。

例えば、使い方の例をあげると「Mike was responsible for the accident」(事故はマイクのせいでした。)という使い方があります。

これはネガティブな出来事の原因を表現する際の使い方ですね。逆にポジティブなニュアンスもあります。例えば、「Mike was responsible for the winning goal.」(マイクは試合に勝ったゴールを決めた)という使い方があります。

他にも「hold 人 responsible (for ~)」という表現もあります。これは「責任を負わされる」という意味になります。つまり、問題を誰かのせいにするという表現です。

例えば、使い方の例として「I hold Mike responsible for this big mistake.」(私はこの大きなミスはマイクに責任があると思います。)という使い方があります。

それでは、文章の説明だけだと分かりにくいと思いますので、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。




responsibleの使い方 例文



A: Who is responsible for booking hotel rooms?
(ホテルを予約するのは誰の責任ですか。)

B: Ms. Suzuki in the HR department is responsible for that.
(それは人事部の鈴木さんの責任です。)



A: Do you know who was responsible for the mistake in the contracts?
(契約のミスは誰のせいなのかわかりますか。)

B: I think the HR manager took responsiblity for the mistake, but it was probably one of his staff that did it.
(人事部長がミスの責任を負ったと思いますが、彼の部下のミスかもしれません。)



A: What a brilliant player Honda is!
(本田はなんて素晴らしい選手なんだ!)

B: Yes, he was responsible for two wonderful assists today.
(そうだよね。彼は今日二つの素晴らしいアシストをしたね。)



A: My bike got stolen outside the supermarket.
(私の自転車はスーパーの駐輪場で盗まれたんだ。)

B: You should talk to the supermarket manager. It must be the supermarket’s fault.
(スーパーのマネージャーと相談した方がいいよ。スーパーのせいに違いない。)

A: No, there’s a sign that says the supermarket cannot be held responsible for bike theft.
(いや、「自転車の盗難の場合はスーパーは責任を負うことができません」って看板に書いてあるよ。)






accountableの意味と使い方


accountableはresponsibleは、意味はとても似ていますが、微妙な使い方とニュアンスの違いがあります。

まずは、accountableには「be accountable to」という表現があります。これは「説明する義務がある」、「~に対して責任がある」という意味になります。例えば、使い方の例として「politicians are accountable to the people」(政治家は国民に対して責任がある)という使い方が出来ます。この文章は「政治家は国民のために仕事をしているし、国民にやっている事を説明する義務がある」というニュアンスを与えます。ですから、この場合は「responsible」を使えません。

そして、悪い事や事故などの際に「accountable for」という表現を使えます。例えば、使い方の例として「Mike was accountable for the incident」(その事故の責任はマイクにある)という使い方があります。

しかし、accountableは、responsibleと違って「あまりポジティブなニュアンス」という感じにはなりません。例えば、「Mike was accountable for the goal」という文章では使いません。

hold 人 accountable for」という表現はあります。これは「be held responsible for」と同じ意味になります。しかし、accountableには「説明できる」というニュアンスがあります。そのため、「accountable」は「answerable」と入れ替えて使っても大丈夫です。「answerable」は「答えられる」という意味になります。

それでは、説明だけだとイメージしづらいと思いますので、ネイティブの使い方を例文でみていきましょう。




accountableの使い方 例文



A: Who is the Prime Minister accountable to?
(総理大臣は誰に対して責任を持っていますか。)

B: His party and the people of the country.
(政党と国民に対して責任があります。)



A: Is it ok to use the company’s car?
(会社の車を使っても大丈夫ですか。)

B: Yes, but please be careful. If there is an accident, I will be accountable.
(大丈夫ですが、気を付けてください。事故があれば、私の責任になりますので。)



A: Being a CEO must be great! You earn lots of money and tell people what to do!
(CEOという仕事はいいね!お金をたくさん稼げるし、あちこち人に指示できるし!)

B: Yes, but I am accountable to the shareholders for all my decisions. It’s a big responsibility.
(そうだけど、株主に対して全ての決定を説明する義務があります。それは大きな責任ですよ。)





まとめ:responsibleとaccountableの違い


まとめると、responsibleとaccountableは意味自体はとても似ている単語です。通常は両方とも「責任」という意味になります。しかし「responsible」の方は、主に「~を担当している」というニュアンスを与える単語です。

一方、「accountable」には「~の責任があるし、説明する義務がある」というニュアンスが含まれます。つまり、これは「自分が決めたアクションの理由を説明する義務がある」というニュアンスです。その点でみると「answerable」という形容詞に似ていますね。

それでは、説明は以上になりますが如何でしたでしょうか。期待していた通りの回答になりましたか^^。他の質問があれば是非ご連絡くださいね。



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