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「遅れてすみません」,「お待たせしました」は英語で何? 「Sorry for waiting」は駄目?

「遅れてすみません」,「お待たせしました」は英語で何? 「Sorry for waiting」は使える?
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英語で「遅れてすみません」や「お待たせしました」という際に「Sorry for waiting」は使えない? その理由は?


マリ
マリ
皆さんこんにちは。マリです。今回は英語で「「遅れてすみません」、「お待たせしました」」という際に何と言うべきなのかというテーマでお話してみたいと思います。


実はこの記事のテーマは読者の方からいただいた質問が元になっています。それでは、実際に頂いた質問はこちらになります。


読者の方の質問:


「遅れてすみません」のような謝罪を英語でする場合、次のような言い方があると理解しています。

待ち時間が残っていない場合。

1. (I’m) sorry to have kept you waiting.
2. Sorry for the delay.
3. Sorry for the wait.
4. Thank you for waiting.

待ち時間がまだ残っている場合。

(I’m) sorry to keep you waiting.

この理解で正しいですか。どの言い方が一般的ですか。4. Sorry for the wait. とネイティブが言うのを聞いたことがあるのですが、これはどの程度普通に使うのですか。

Sorry for waiting. とは言わないのですか。だとすると、Thank you for waiting. はよくてSorry for waiting. がだめなのはなぜでしょうか。



ご質問ありがとうございます。そして、いつも当サイトをご覧頂きましてありがとうございます。

まず最初にこれらの文法をクローズアップする前に「遅れてすみません」と「お待たせしました」という意味になる英語表現をいくつか紹介していきたいと思います。




「遅れてすみません」は英語で何と言う?


この「遅れてすみません」を英語に翻訳すると色々な言い方がありますが、例えば、代表的なものに以下のような表現の仕方があります。いくつかバリエーションがあるのでご覧ください。

    • I’m sorry I’m late.
    • I’m sorry for being late.
    • I apologise for being late.
    • I’m sorry for the delay.
    • I apologise for the delay.



Eメールの返事などが遅れてしまった際に「遅れてすみません」の英語の言い方


    • I’m sorry for the late reply.
    • I’m sorry for the delay in replying.
    • I’m sorry for not getting back to you sooner.
    • I’m sorry for not replying sooner.


以上のようなバリエーションがあります。上記の表現は全て「決まり文句」のような表現なので、そのまま覚えて使った方が良いと思います。





「お待たせしました」は英語で何と言う?


つぎに「お待たせしました」という日本語を考えてみると「待たせてすみません」という意味になりますね。この表現を英語にすると、下記のような表現になると思います。これもいくつかバリエーションがあるので、ご覧ください。

  • (I’m) sorry to have kept you waiting.
  • Sorry for the delay.
  • Sorry for the wait.
  • Thank you for waiting.
  • Sorry for keeping you waiting.
  • I’m sorry you had to wait.
  • I apologise for the wait.


これも先程と同じように全て決まり文句のような言い方なので、そのまま覚えてしまいましょう!



なぜ「Sorry for waiting」という表現は駄目なのか?


最後に「Sorry for ○○」という表現は「○○してすみません」という意味になります。つまり、「自分がやったことについて謝っている」際に使う表現ですね。「waiting」の場合は「自分が待っている」というわけではないですね。

つまり相手が待っている(waiting)という状態なので「sorry for waiting」は使えません。これを翻訳すると「待っててすみません」という少し変な日本語になります。

日本語でも正しくは「待ってて」ではなく「待たせて」という意味になりますよね。ですから「sorry for waiting」は変な言い方です。しかし「sorry for making you wait」はオッケーです。

なぜ「Thank you for waiting」がOKなのかというと、これは「○○してくれてありがとう」という意味になるからです。つまり「待ってくれてありがとう」という意味になるからです。




「sorry for the wait」はどのくらい使われている? 使用率は?


この「Sorry for the wait」は、英語ネイティブがよく使うフレーズです。しかし「sorry for the wait」は「Sorry for keeping you waiting」よりもカジュアルな言い方になります。

ビジネスシーンでも両方OKですが、もっと「フォーマルな雰囲気」を与えたいという場合には「Sorry for keeping you waiting」の方が好ましいと思います。「Sorry for the wait」は、一応「謝罪」になりますが、少し軽い言い方です。

英単語や英語フレーズの使用率を知りたい場合には、それを調べる為に色々なツールがあります。最も簡単なツールはGoogleです。気になる表現を「”~”」の間に書きグーグル検索すると、その表現がどのくらい使われているのか件数を知る事ができます。

例えば、”sorry for the wait” を調べると、この表現は「2,580,000」の結果が出てきます。”sorry for keeping you waiting”を調べると「89,000」の結果しか出てきません。つまり「sorry for the wait」の方が(ネット上では)よく使われています。

もう一つのツールはGoogle N-Gramというツールです。これは「ネット上で使用された数」ではなく「英語で書かれた本で使用された数」を表すツールです。

Google N-Gramの特徴は英単語や英語フレーズの使用率の経時変化を調べられる事です。グラフが出てきますので、使われる頻度の変化を見る事ができます。これは素晴らしいツールです。私はGoogle N-Gramで三つの表現を比較しました。グラフを見てください。

やはり、本でも「sorry for the wait」が最もよく使われています。どちらかというと、ネット上の文章の方が会話に近いので「英会話での使用率」を知りたいなら、単純にグーグルサーチを使った方が良いでしょう。「英語ライティングでの使用率」を調べたいなら、Google N-Gramの方が良いでしょう。





まとめ:英語で「遅れてすみません」,「おまたせしました」は何と言う


まとめると、読者の方が気になっている表現は「Sorry for waiting」以外は全て使う事ができます。「sorry for waiting」が使えない理由としては、”自分が待っている”というわけではないので、謝る事ができないからです。そして、色々な表現を比較すると「Sorry for the wait」が最もよく使われている表現になります。

それでは、今回はこれで以上になります。如何でしょうか。期待通りの回答になりましたか。他にも英語に関する質問があれば是非ご連絡くださいね。


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