~のせい、~のせいで~は英語で何と言う? 責任転嫁に関する英語表現

「~のせい」、「~のせいで~」は英語で何と言う? 責任転嫁に関する英語表現
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「誰々のせいだ」や「誰々のせいだった」は英語では何と言う?

Michael
皆さんこんにちはマイケルです。皆さんは、誰かに「責任転嫁」や「責任を押し付ける」際に使う「~のせい」を英語で何というのかご存じでしょうか? 今回の記事では日常会話でよく使う「~のせい」、「~のせいで~」、「誰々のせいだ」という意味になる英語フレーズを紹介していきたいと思います。

実はこの「~のせい」は様々なシーン、文脈で使える便利なフレーズですね。例えば、「誰々のせい」や「誰々・何々のせいで~」という日本語は「何か悪い事が起きた」という際に使うようなフレーズですね。

そして主に「悪い事の原因」や「悪い事が起きた際の責任」について話すような時によく使う表現だと思います。

しかし、英語では、このような言い方をする場合、シーンによって違う言い方をしますので、今回の記事では「~のせい」という意味になる色々な英語表現を例文を交えて紹介していきたいと思います。

英語で 「誰々のせい」という意味になる「~’s fault」

英語で 「誰々のせい」という意味になる「~'s fault」

英語で「誰々のせいだ」や「誰々のせいだった」というフレーズは「~’s fault」という言い方になります。「fault」は他にも沢山の使い方がありますが、この場合は「~のせい」という意味になります。

この「fault」はこの場合”名詞”になりますので、「be動詞」と一緒に使う場合が多いです。例えば、「It is your fault」(あなたのせいだ)や、「It was Mike’s fault」(マイクのせいだった)などのパターンで使う単語です。「fault」の発音は「フォルト」に近いです。

faultの使い方 例文

Sorry. It was my fault.
(ごめんね。私のせいだった。)

Whose fault was it?
(誰のせいだったの?)

It’s not my fault!
(私のせいじゃないよ!)

Don’t worry, it’s not your fault.
(心配しないで。あなたのせいではないよ。)

It’s nobody’s fault.
(誰のせいでもないよ。)

It’s Mike’s fault!
(マイクのせいだ!)

「誰々のせいで~」、「誰々のせいだ!」という意味になる英語「~’s fault that ~」

英語では「誰々のせいで何々が起きた」や「何々が起きたのは誰々のせいだ」という場合には「It’s 誰々’s fault that ~」というパターンを使って表現します。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。

「誰々’s fault that ~」の使い方 例文

It’s my fault that you were late for work. Sorry.
(あなたが仕事に遅刻したのは私のせいだ。ごめんね。)

It was the goalkeeper’s fault that we lost the game.
(ゴールキーパーのせいで私たちは試合に負けました。)

It’s your fault that we are so poor!
(私たちが貧しいという事はあなたのせいだよ!)

It’s not my fault that you made a mistake!
(あなたがミスしたのは私のせいじゃないよ。)

It’s my mother’s fault that I forgot my bag.
(私が鞄を忘れちゃったのは母のせいだ。)

It was Mike’s own fault that he couldn’t finish the project.
(マイクがプロジェクトを終わらせなかったのは自分のせいだった。)

「~のため」、「~のせいで」という意味になる英語「because of ~」

「~のため」、「~のせいで」という意味になる英語「because of ~」

「fault」は主に「人のせい」という文脈で使いますが、「何々のせい」や「何々のため」という表現をしたい場合には「because of」という文法を使います。

例えば、「天気のせい」や「混雑のせいで~」などの文脈では「fault」よりも「because of」という言い方を使った方が自然な表現です。

しかし、「人のせい(で)」と言う場合には「because of」を使っても大丈夫です。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。

because of ~の使い方 例文

I was late for work because of the typhoon.
(私は台風のせいで仕事に遅刻しました。)

I didn’t sleep well last night because of the heat.
(私は暑さのせいで昨日の夜はあまりよく寝れなかったです。)

The road is closed because of roadworks.
(工事のせいで道路が閉鎖されます。)

I was late for work because of you!
(私はあなたのせいで仕事に遅刻しちゃったよ!)

Because of the heavy snow, school was cancelled yesterday.
(酷い雪のせいで学校がキャンセルされました。)

Tanaka couldn’t play in the game yesterday because of his leg injury.
(田中は足の怪我のせいで試合に出られなかった。)

ビジネス英語でよく使う「~のため」、「~のせいで」という意味の「due to ~」

ビジネス英語でよく使う「~のため」、「~のせいで」という意味の「due to ~」

先程紹介した「because of」と、この「due to ~」は殆ど同じ意味で使い方も同じなのですが、「due to」の方が少し「フォーマル」に聞こえます。そして会話にはあまり使いません。

しかし、ビジネス英語を使うシーンではよく使われます。例えば、ビジネスメールや、ビジネスレター等でよく使います。「due to」の発音は人や英語圏の国によりますが、「ディユー・トゥ」か「ジュー・トゥ」になります。

due to ~の使い方 例文

The road is closed due to an accident.
(事故のために道路が閉鎖されます。)

My son will be absent today due to illness.
(息子は今日、病気のため欠席します。)

School started later than usual today due to the weather.
(今日は天気のせいで学校がいつもより遅く始まりました。)

「due to」を文頭で使う場合

「due to」は文章の最初にもってきても大丈夫ですが、その際には「節の間にカンマ」を入れる必要があります。

Due to an accident, the road is closed.
(事故のため道路が閉鎖されます。)

Due to an illness, my son will be absent today.
(息子は今日、病気のため欠席します。)

Due to the weather, school started later than usual today.
(今日は天気のせいで学校がいつもより遅く始まりました。)

「~のせいで」、「~のため」という意味の英語「owning to ~」

「~のせいで」、「~のため」という意味の英語「owning to ~」

Owing to」は「due to」と似ていますが、少し「フォーマルで少しだけ古くさい」といったイメージなので、日常会話ではあまり使われません。

この表現の発音は「オーイング・トゥ」に近いです。日常会話で使うと少しフォーマルな感じになりますが、主に手紙やビジネスメールなどで使われているフレーズです。

owing to ~の使い方 例文

The flight was delayed owing to bad weather.
(悪い天候のため飛行機は遅れました。)

The road was closed owing to roadworks.
(工事のために道路は閉鎖されました。)

The game was cancelled owing to heavy rain.
(大雨のせいで試合がキャンセルされました。)

「owing to」を文頭で使う場合

「owing to」は文章の最初にもってきても大丈夫ですが、こちらも「節の間にカンマ」を入れる必要があります。

Owing to bad weather, the flight was delayed
(悪い天気のため、飛行機は遅れました。)

Owing to roadworks, the road was closed.
(工事のため、道路が閉鎖されました。)

Owing to heavy rain, the game was cancelled.
(大雨のせいで試合がキャンセルされました。)

ポジティブな表現で使う「誰々のおかげ」という意味の英語「thanks to ~」

ポジティブな表現で使う「誰々のせい」という意味の英語「thanks to ~

次に紹介すると「Thanks to ~」は一般的には“ポジティブな意味”なので、意味としては「誰々のおかげ」というニュアンスになります。

しかし、「皮肉めいたトーン」で「thanks to」を使うと、「誰々のせい」という意味としても使えます。

thanks to ~の使い方 例文

Thanks to you my phone is broken!
(お前のせいで私の携帯が壊れた!)

Thanks to you I’ll be late for work again.
(あなたのせいで私はまた仕事に遅れてしまうよ。)

Thanks to my stupid co-worker I lost my job.
(私のばかばかしい同僚のせいで私は首になった。)

Thanks to my brother, I can’t use the car this evening.
(弟のせいで今夜は車が使えない。)

Tanaka has injured his leg thanks to a terrible tackle by the defender.
(田中は、ディフェンダーがひどいタックルをしたせいで足を怪我しました。)

Thanks to my son, my phone’s screen is broken.
(息子のせいで携帯の画面が壊れています。)

英語で「誰々のせいだ」、「誰々のせいだった」という際のまとめ

以上、今回は英語で「~のせい」や「~のせいで~」という様々な言い方を紹介してみました。まとめると、下記の英語表現は全て「~のせい」という意味になります。

  • ~’s fault
  • because of ~
  • due to ~
  • owing to ~
  • thanks to ~

日常会話では、とてもよく使う表現だと思いますので、今度ネイティブと会話する機会があれば、是非上記の表現を是非使ってみてくださいね^^

他にも「こんな英語表現が知りたい!」という方、イディオムやスラング、英語圏のカルチャーについて知りたい事がある方は是非、当サイトにメッセージ下さいね^^

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