外国人との会話で避けるべきタブーな表現やテーマ、禁句な英語
今回の記事では、私達西洋の外国人が日本に来るとよく言われる「鼻が高い」と「顔が小さい」という「褒め言葉?!」の英語表現について話したいと思います。
このテーマについては、英語表現のみならず「英語のマナーと、英語での褒め方」についても関係してくる内容なので、そちらに同時に紹介したいと思います。
先ずは英語で「鼻が高い」という意味になる表現について話してみたいと思います。
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鼻が高いは英語で何という?
私は今までに日本の様々な小学校と中学校で英語の教師として働いていた経験があります。そして、初めて教室に入ると「あっ鼻が高い!」とよく言われます(笑)。
この「褒め言葉!?」は日本人の子供だけではなく、日本人の大人にも言われた事があります(笑)。多くの日本人はこの表現を直訳して「tall nose!」という表現を使います。
しかし、私の立場からみると「tall nose」は褒め言葉ではありません(笑)。それにはいくつかの理由がありますが、イギリスやアメリカなどの英語圏の国では「高い鼻だから綺麗や可愛い」という考え方はありません。逆に小さくデリケートな形の鼻の方が可愛いと思う人が多いです。
実は多くの海外女性のセレブ(女優、歌手など)は鼻を小さくする整形をしています。セレブでない外国人でも鼻のコンプレックスをもっている人も多いと思います。
この「tall nose」は日本語では褒め言葉になるかもしれませんが、外国人と話す際には「鼻の話」は避けた方が良いと思います(笑)。
鼻のサイズや高さは英語では褒め言葉になりませんので、相手の鼻が美しいと思っても、鼻の話をしない方が良いと思います(笑)。
しかし、人の見た目を説明する際に、鼻の形を説明しても大丈夫です。その際には以下のような表現を使って説明する事が出来ます。
- a button nose = 小さくて可愛い鼻(子供・赤ちゃんのような鼻)
- a hooked nose = わしっ鼻(あまりポジティブな言い方ではない)
- a roman nose = ローマ鼻、わしっ鼻(鼻が高い!)
- a snub nose = 団子鼻
- a flat nose = 平たい鼻
- a wide nose = 幅が広い鼻
顔が小さい(小顔)は英語で何という?
この褒め言葉もそうなのですが、「鼻が高い」と同様に日本にくると「顔が小さい!」と言われる外国人は多いですが「small face」という直訳は褒め言葉として良い意味にはなりません(笑)。
この「small face」という表現を聞くと「体のサイズと合わないような小さい顔」という変なイメージが浮かんでくる外国人は多いと思います(笑)。
もし仮に相手の顔を褒めたいのであれば、「You have such delicate features!」(繊細な顔立ちをしている)や「you have such fine features」(繊細な顔立ちをしている)などの表現を使った方が良いと思います。
人の見た目を褒める際に使える英語表現
先ずは前提条件として「人の鼻の形や人の顔」について細かく話さない事をお勧めします。先程も紹介したいように日本では相手の褒めるポイントになるこういった部分は、外国人にとっては逆効果になる可能性があるからです。
何故なら、多くの西洋人は「顔や体にコンプレックスがある」という人もいますので、そういった体に関するテーマに敏感です。日本ではわりと人の体型や見た目について日常的に話す事があると思いますが、外国人はそういったテーマを避けます。
以上の事から、外国人との会話ではこういったテーマの話は避けるべき会話のテーマです。鼻の形などは特に人が生まれ持ったものなので、基本的には「タブーの会話テーマ」として考えた方が良いと思います。
しかし「人の髪型、洋服、体格(明らかに筋トレをやっている場合に限って!)」等は人が選んだものなので安全な褒め方・褒めるべきポイントです。
見た目を褒める際の言い方 例文:
Your hair is beautiful.
(あなたの髪の毛は美しいね!)
I like your haircut.
(あなたの髪型は素敵ですね。)
Where did you buy that jacket? I love it!
(そのジャケットはどこで買ったの?素敵だと思うよ!)
Your shoes are so cool!
(あなたの靴はカッコいいね!)
以上のような褒め言葉を使えば相手の外国人を喜ばせる事が出来ると思います^^ 今度、英語で外国人と会話する機会がある方は是非意識してみて下さいね。