so、therefore、 thusの違いとは?「だから」という意味になる英単語の違いと使い方

so、therefore、 thusの違いとは?「だから」という意味になる英単語の違いと使い方
目次

英語で「だから」という意味の「so」,「therefore」,「thus」の違いと使い分けを徹底解説

ダン
こんにちはアメリカ人のダンです。今回の記事では、英語で「だから」という意味の「so、therefore、thusの違いと使い分け」についてお話してみたいと思います。

英語には「だから」という意味になる単語は色々な言い方があります。その中でも特に「so」という単語が最もよく使われています。多くの日本人の英語学習者の方も「so」の使い方はご存じだと思いますが、他にも「therefore」、「thus」、「hence」などの言い方もあります。

しかし、これらの単語には意味の違いと使い方の違いがあります。そこでこの記事では、それぞれの単語の意味の違いと正しい使い方を例文を交えて詳しく紹介していきたいと思います。

これらの使い方を覚えておけば、英会話の際だけではなく、英語のライティング能力もレベルアップすると思います。

soの意味と使い方とは?

soの意味と使い方とは?

最初に紹介する「so」とは、日本語で「だから」という意味になります。しかし、「so」は英語で「接続後」になりますので、フォーマルなライティングをする際、文頭で使うことはできません。

つまり、soは接続語なので、文章の真ん中で使う単語になります。会話の際に「so」を使う場合にはそれほど厳密なルールはありませんが、ライティングをする際には接続語として使った方がよいと思います。それでは、以下に正しい使い方と間違った使い方を紹介します。

It’s going to rain tomorrow so I’ll stay indoors. ※正しい使い方
It’s going to rain tomorrow. So, I’ll stay indoors. ※間違った使い方
(明日は雨が降ります。だから、家で過ごします。)

それでは、実際のネイティブの「so」の使い方を例文で確認してみましょう。

so(だから)の使い方 例文

I don’t eat meat so I think I’ll have the vegetable soup.
(私は肉を食べませんので野菜スープを食べようと思います。)

Mike didn’t like his job so he quit last week.
(マイクは仕事が好きじゃなかったから先週辞めました。)

I need to buy some food so I’ll go to the supermarket on the way home from work.
(私は食品を買わないといけないから仕事の帰り道にスーパーに寄ると思います。)

Tom and I weren’t getting along anymore so we decided to break up.
(私とトムの関係は悪くなったので別れることにしました。)

I want to go to the UK next summer so I’m saving money now.
(私は来年の夏にイギリスに行きたいので今お金を貯金しています。)

thereforeの意味と使い方とは?

thereforeの意味と使い方とは?

次に紹介する「Therefore」(発音:ゼアフォー)とは以前に紹介した「so」よりもフォーマルな単語なので、会話よりもライティングで使われている単語になります。

しかし、内容によっては会話で使う場合があります。例えば、科学者のような人達が「何かの理論」に関するような話をしている場合には、「therefore」を使う事もあります。

しかし、一般的には友達同士のカジュアルな関係で会話をするような際には「therefore」よりも「so」を使った方が自然ですね。

そして、「Therefore」は「so」と違って接続語ではありません。「Therefore」は「副詞」になります。以上の事から「ライティング」の際には文頭で使う事ができます。

また、「Therefore」は文中で使えますが、使い方にはあるルールがあります。そのルールとは、例文を通して説明した方が分かりやすいと思いますので、以下の例文を参考にしてみて下さい。

The teacher was sick yesterday. Therefore, she was absent from school.
※間違った使い方の例

The teacher was sick yesterday therefore she was absent from school.
※あまり良い使い方ではない例(soの方がいい!)

The teacher was sick yesterday, and therefore she was absent from school.
※正しい使い方(andを付けたら文中で使えます)

The teacher was sick yesterday; therefore, she was absent from school. 
※正しい使い方(セミコロンとコンマの間に挟めばOK!)

これらのルールを覚える事が難しいという方は、「therefore」を文頭にもってきてコンマを書けばよいかと思います。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。

therefore(だから)の使い方 例文

There has been an accident on the motorway. Therefore, the road will be closed until tomorrow.
(高速道路で事故が起きました。だから、明日まで道路は閉鎖されます。)

He studied very hard every day for a year. Therefore, he got a perfect score in his exams.
(彼は一年間毎日一生懸命勉強しました。だから、彼は試験で満点をとることができました。)

The soccer pitch was waterlogged. Therefore the match was cancelled.
(サッカー場は浸水しました。だから試合はキャンセルされました。)

Tom made many mistakes at work. Therefore, he lost his job.
(トムは仕事で数多くのミスをしました。だから彼は首になった。)

You haven’t worked for over two years. Therefore, you don’t need to pay income tax.
(あなたは2年間も働いていません。だから、所得税を払う必要がありません。)

thusの意味と使い方とは?

thusの意味と使い方とは?

最後に紹介する「thus」(発音:ザッス)は、先ほど紹介した「therefore」にとても似ています。つまり、接続語ではなく、副詞なので文頭で使える単語になります。

そして、「thus」は「therefore」と同じように文中で使えますが、「therefore」と同様にある使い方のルールがあります。そのルールとは、「Thus」は会話でも使えますが、主にライティングでよく使われます。そして「Thus」は主に過去形の文章で使う傾向があります。

thus(だから)の使い方 例文

Mike ate too much for lunch, thus, he couldn’t eat dinner.
(マイクは昼食の時に食べ過ぎました。ですから、夕食を食べられませんでした。)

You earned a lot last year, thus the large tax bill this year.
(あなたは去年たくさん稼ぎました。ですから、今年の所得税は高いです。)

Katie broke her leg. Thus, she was unable to enter the dance contest.
(ケイティは足を骨折しました。ですから、彼女はダンス大会に参加できませんでした。)

David was the tallest student in the class. Thus, the teacher always asked him to hang pictures on the wall.
(デイビッドはクラスの中で最も背の高い生徒でした。ですから、彼はいつも先生に壁に絵を掛けることを頼まれました。)

Sam was the oldest person in his office. Thus, he was the first to retire.
(サムは事務所で最も年上の人でした。ですから、彼は一番先に引退しました。)

「so」、「therefore」、「thus」の代わりに使える単語・フレーズ

「so」、「therefore」、「thus」の代わりに使える単語・フレーズ

先程紹介した「so」、「therefore」、「thus」の代わりに使える単語とフレーズは他にも沢山ます。例えば

  • Hence
  • That’s why
  • Consequently
  • As a result
  • As a consequence

上記のフレーズはすべて「何かの結果」という意味の表現です。これらは結果を説明する前に使うフレーズです。英語のエッセイやライティングをする際に今回紹介した単語とフレーズは是非使ってみてくださいね。^^

今回の中で最も覚えて置くべきは「so」という単語です。これは「”接続語”なので文章の初めに置くことができない」というルールがあります。

まとめ: soとthereforeとthusの違い

英語のエッセイやライティングをする際には、今回の記事で紹介した単語とフレーズを是非使ってください。最も覚えて置くべき「so」という単語は「接続語なので文章の初めで使う事ができない」というルールがあります。

しかし、「therefore」や「thus」などの単語・表現は「副詞」なので、文章の初めで使っても大丈夫です。そして、「so」は主にライティングで使われていますが、会話でも普通に使えます。

そして「therefore」などの単語・表現は、もちろん会話でも使えますが、会話相手に少しフォーマルな印象を与えますので、基本的にはライティングにピッタリです。

それでは以上になります。他にも英語に関する質問があれば、ぜひ当サイトの英語ネイティブライターにご連絡くださいね^^

so、therefore、 thusの違いとは?「だから」という意味になる英単語の違いと使い方

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

スピーキング力アップにお勧めのメソッド教材

当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。

この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。

当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。

「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。

STEP1:リスニング
STEP2:リピーティング
STEP3:シャドーイング
STEP4:プラクティス
STEP5:ディクテーション

英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。

英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。

英語を話す事に特化した教材 English Reboot(イングリッシュリブート)

スポンサーリンク

目次