どういたしましては英語で何と言う? You’re welcome以外の言い方

「どういたしまして」は英語で何と言う?「You're welcome」以外の言い方を紹介
目次

英語で「どういたしまして」は何と言う? thank youに対して使える英語表現

カイリー
マスターランゲージをご覧の皆様、こんにちはオージーの英語教師のカイリーです。今回の記事では、ネイティブの日常会話でよく使う「どういたしまして」の英語の言い方と「You’re welcome以外の言い方」、シチュエーション別の感謝の気持ちを伝える様々な英語表現を紹介してみたいと思います。

中学校の英語授業では、英語で「どういたしまして」という際には「you’re welcome」になると教えられると思います。勿論、この言い方はよく使われる正しい言い方です。

しかし、英語ネイティブは「どういたしまして」という際にもっと別の言い方も沢山使っています。つまりバリエーションがあります。ネイティブはシチュエーション毎に使い分けているといった方が正しいかもしれません。

勿論、皆さんもよくご存知の「You’re welcome」は最もよく使う表現ですが、他にもいくつかの違う表現が使われます。そこで今回の記事では、「どういたしまして」という意味になる表現を実際のネイティブの使い方理解する為に例文を通して紹介していきたいと思います。

カジュアルな言い方はもちろん、フォーマルの言い方、イギリス英語の言い方アメリカ英語の言い方も紹介したいと思います。

例文もたっぷり紹介しますので、これらの例文で自然な英語表現を覚える際の参考になさって下さい。それではいきましょう!

最もよく使う「どういたしまして」という意味の英語「You’re welcome」

最もよく使う「どういたしまして」という意味の英語「You're welcome」

今回の記事では、「You’re welcome」以外の表現を中心に紹介していこうと思っていますが、「you’re welcome」は最もよく知られている表現なので一応、紹介してみたいと思います。

まず「Welcome」という単語を英和辞書で調べると、「ようこそ」や「歓迎」という意味になっています。しかし、「You’re welcome」という表現に出る「welcome」は少し違う意味になります。「welcome」の元の意味は「喜び」になります。

以上の事から、「thank you」に対して使う「You’re welcome」は、おそらく「今後も喜んでお手伝いしますよ」といったような表現から来ていると思われます。

「You’re welcome」は主にアメリカ英語で使われています。そして実は、この表現は1960年代に初めて使われるようになりました。つまり、あまり古い表現ではありません。

そして、この表現はあまり多様してはいけないと思います。例えば、面倒で手のかかる依頼をされた際に、相手に「ありがとうございます」と言われた後、それに対して「You’re welcome」という表現は使ってもよいでしょう。

しかし、この表現をあまりにも多様し過ぎると「しつこい感じ」や「恩着せがましい」といったイメージを与えてしまう可能性があります。

You’re welcomeの使い方 例文

A:Thank you so much for feeding my cat while I was on holiday.
(私が旅行に行っていた間、愛ネコに餌を与えてくれて本当にありがとうございました。)

B:You’re welcome! I love cats. I enjoyed it.
(どういたしまして。私は猫が大好きだから楽しかったですよ。)

A:Thank you for helping me with my speech. Thanks to you, it went really well.
(スピーチを手伝ってくれてありがとうございました。あなたのおかげでとてもうまくいったんですよ。)

B:You’re welcome. I’m glad it went well.
(どういたしまして。スピーチがうまくいったということを聞いてとてもうれしいです。)

A:Thanks for the tea.
(お茶を(入れてくれて)ありがとうございました。)

B:You’re welcome. Come back again soon.
(どういたしまして。また来てね。)

「どういたしまして」、「こちらこそ」という意味の英語表現「My pleasure」

「どういたしまして」は英語で何と言う?「You're welcome」以外の言い方を紹介

次によく使われるのが、「My pleasure」または「It was my pleasure」という表現です。この表現は「どういたしまして」という意味になります。

これを直訳すると、「あなたを手伝う事が私の喜びです」という意味になります。「pleasure」は「喜び」という意味になる英語の名詞です。「pleasure」の発音は「プレジャー」に近いです。

この表現は上記の「you’re welcome」と同じニュアンスで使い方も同じです。そして「こちらこそ」というニュアンスも含まれています。

My pleasureの使い方 例文

A:Thank you for lending me that book.
(あの本を貸してくれて、ありがとうございました。)

B:My pleasure. Did you enjoy it?
(いいえ、どういたしまして。面白かったですか?)

A:Yeah, it was very interesting.
(はい、とても面白かったです。)

A:Thanks for treating me to such a delicious meal.
(食事をおごってくれて、ありがとうございました。ごちそうさまでした。)

B:It was my pleasure. It was lovely to see you again.」
(どういたしまして。また会えてとてもうれしかったです。)

A:Thank you for helping me with my homework.
(宿題を手伝ってくれて、ありがとうございました。)

B:My pleasure. Let me know if you need help again.
(いいえ。また手伝ってほしいなら教えてね。)

いえいえ「どういたしまして」という意味の英語「Don’t mention it」

いえいえ「どういたしまして」という意味の英語「Don't mention it」

次に紹介するのは「Don’t mention it」という表現です。これは「いいえ、いいえ(どういたしまして)」というニュアンスを与える表現です。この表現はカジュアルなシーンでも、フォーマルなシーンで使っても大丈夫です。

そして「mention」(発音:メンシュン)は「言う」という意味になります。以上の事から、「don’t mention it」を直訳すると、「それを言わないで」という意味になります。

しかし、一般的には「どういたしまして、いいえ(いえいえ)」という意味になる決まり文句として覚えた方がよいと思います。

Don’t mention itの使い方 例文

A:Thanks for showing me how to use the printer.
(プリンターの使い方を教えてくれてありがとうございました。)

B:Don’t mention it.
(どういたしまして。)

A:Thank you for helping me with my essay.
(エッセイの手伝いをしてくれてありがとう。)

B:Don’t mention it.
(いいえ。)

A:Thanks for the cookies. They were delicious.
(クッキーをありがとう。とてもおいしかったですよ。)

B:Don’t mention it.
(いいえ、どういたしまして。)

「どういたしまして構わないよ」という意味になる英語「No worries」

「どういたしまして構わないよ」という意味になる英語「No worries」

次に紹介する「No worries」という表現は特にオーストラリア英語で使われていますが、他の英語圏の国でも時々耳にします。「No worries」を直訳すると「心配ない」という意味になります。

さらに言うとニュアンス的には「どういたしまして構わないよ」、「いいよ気にしないよ」というニュアンスもあります。

ちなみにオーストラリア人は「No worries」という決まり文句を「どういたしまして」という意味として使っています。この表現はかなりカジュアルです。

No worriesの使い方 例文

A:Thanks for the coffee.
(コーヒーありがとうね。)

B:No worries, mate. See you tomorrow.
(いいえ。また明日ね。)
※「mate」はオーストラリア人がよく使う「友達」という意味になるスラングです。

A:Thanks for helping me find my wallet.
(一緒に財布を探してくれてありがとうございました。)

B:No worries. I’m glad we found it.
(どういたしまして。見つかってよかったね。)

A:Thanks for the lift.
(車で送ってくれてありがとうね。)

B:No worries. See you later.
(いいえ。また後でね。)

「どういたしまして大した事ではないよ」という意味の「It was nothing」

次に紹介する「It was nothing」は英語ネイティブによく使われている表現です。この表現を直訳すると、「何もなかったよ」という意味になります。

つまり、「大した事をしていないよ」というニュアンスを与える表現になります。以前に紹介した「Don’t mention it」と同じ意味・使い方・ニュアンスになる表現です。ちなみにこの表現はどのようなシーンでも使えます。

It was nothingの使い方 例文

A:Thank you for going to the shop for me.
(お店に行ってきてくれてありがとう。)

B:It was nothing.
(いいえ。)

A:Thank you for showing me where the library is.
(図書館に案内してくれてありがとうございました。)

B:It was nothing.
(いいえ、どういたしまして。)

A:Thanks for lending me your pen.
(ペンを貸してくれてありがとう。)

B:It was nothing.
(いいえ。)

「どういたしまして問題ないよ」という意味の英語「Not a problem」

「どういたしまして」という意味の英語「Not a problem」

次に紹介する「Not a problem」または「No problem」は以前に紹介した「No worries」と同じような表現です。「problem」は「問題」という意味になりますので「問題ないよ」という意味になる表現です。

この表現は基本的にはカジュアルな表現なのですが、別にビジネスシーンやフォーマルなシーンで使えないわけでもありません。どのようなシーンでも「Not a problem/No problem」という表現を「どういたしまして」という意味として使えます。

Not a problem/No problem 使い方 例文

A:I left the documents on your desk. Did you see them?
(書類を机の上に置きました。見ましたか?)

B:Yes, I did. Thanks for that.
(はい、見ました。ありがとうございました。)

A:Not a problem.
(いいえ。どういたしまして。)

A:I bought you a drink.
(飲み物を買ってあげたよ。)

B:Thank you very much!
(お、ありがとうございます!)

A:No problem.
(いいえ、どういたしまして。)

A:Could you lend me a pen?
(ペンを貸してくれる?)

B:Sure. Here you are.
(いいよ。どうぞ。)

A:Thanks.
(ありがとう。)

A:Not a problem.
(いいえ。どういたしまして。)

フォーマルな「どういたしまして」という意味の英語「Not at all」

「どういたしまして」という意味の英語「Not at all」

次に紹介する「Not at all」という表現は、「全然~ない」という意味になる表現ですが、「どういたしまして」、「とんでもないです」という意味としても使えます。

この表現の由来は「It’s not a problem at all」(全然問題ないです)という表現から来ていると思います。

そして、「Not at all」は少しだけフォーマルな印象を与える表現なので、日常会話よりもフォーマルなシーンで使う表現です。

Not at allの使い方 例文

A:Thank you so much for the birthday present.
(誕生日プレゼント、本当にありがとうございました。)

B:Not at all. I’m glad you liked it.
(いいえ、とんでもないです。気に入ってくれてとても嬉しかったです。)

A:I really appreciated your help yesterday.
(昨日手伝ってくれて、本当に感謝しています。)

B:Not at all. I was glad to help.
(どういたしまして。役に立てて嬉しかったです。)

A:Thank you for showing me how to use that machine.
(あの機械の使い方を教えてくれてありがとうございました。)

B:Not at all. Feel free to ask for help anytime.
(いいえ、どういたしまして。困っているときにいつでも聞いてね。)

カジュアルな「どういたしまして」という意味になる色々な英語表現

カジュアルな「どういたしまして」という意味になる色々な英語表現

英語では、他の「どういたしまして」という意味になる表現はいくつかあります。例えば、よく使われるのが以下の表現です。

  • Sure (カジュアル、主にアメリカ英語)
  • No bother(カジュアル、主にイギリス英語)
  • Anytime (カジュアル、「いつでも」という意味になる)
  • You got it (カジュアル、主にアメリカ英語)
  • No, thank YOU! (「こちらこそ」という意味になる表現)

英語で「どういたしまして」という際の表現:まとめ

まとめると、英語では「thank you」に対して使える表現がいくつかあります。殆ど表現はどのようなシーンでも使えますが、表現によっては少しカジュアルな印象を与える場合がありますので、シーンによっては使い分けが必要です。

以上、今回の記事では、「どういたしまして」という意味になる様々な英語表現を紹介してみました。

今回の記事をご覧になった方で、「こんな時に英語では何て言うの?」、「こんな英語のスラング表現が知りたい!」、「これは英語で何と言う?」といったような質問があれば、是非、当サイトの英語ネイティブライターにご連絡くださいね。ご質問は以下のページからご連絡下さいね^^ 

>>マスターランゲージに質問してみる

「どういたしまして」は英語で何と言う?「You're welcome」以外の言い方を紹介

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

スピーキング力アップにお勧めのメソッド教材

当サイトの記事を書いてるネイティブのライターが制作から編集までを行った英語のニュアンスも完璧なメソッド系英会話教材「English Reboot」をご紹介します。

この教材は、日本の中学校で教えられている英会話において基礎になるベーシックな英語知識(文法)を”ゼロから頭脳にインストール”するというコンセプトの教材になっています。

当教材は合計で「12のセクション」で構成されています。中学校の1,2,3年生の時に学習した基礎英文法をステップバイステップでメソッドにより学んでいきます。

「English Reboot」は以下の学習ステップに沿って”英語を話す為の基礎知識”を固めていき、実際の英会話で使われている「文法パターン」を使い繰り返し「アウトプット訓練」を行っていきます。

STEP1:リスニング
STEP2:リピーティング
STEP3:シャドーイング
STEP4:プラクティス
STEP5:ディクテーション

英語の知識や英単語を沢山知っているが「いざ英会話となるとさっぱり話せなくなる」といった英語学習者の為にアウトプットとリスニングに重点をおいた英語教材になっています。

英語初心者の方でもお使い頂ける学習内容・レベルになっていますので、英語の勉強をゼロからやり直したい方、英語を話せるようになりたい方にはお勧めの学習メソッドです。

英語を話す事に特化した教材 English Reboot(イングリッシュリブート)

スポンサーリンク

目次