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英語のアポストロフィの正しい使い方

アポストロフィの正しい使い方は?
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英語の複数形を書く際にアポストロフィは必要? 英語ネイティブも間違える!?


カイリー
カイリー
皆さんこんにちは。カイリーです。私はつい先日、英語を教えている生徒に英語の「アポストロフィの使い方」の質問をされました。そこで今回の記事では「アポストロフィの正しい使い方や間違った使い方、様々なアポストロフィの使い方」についてお話してみたいと思います。


その質問をしてくれた生徒は「複数形を書く際に何故アポストロフィを使うのか?」という疑問をもっていたようです。私はその生徒にアポストロフィの正しい使い方を説明しましたが、やはりアポストロフィの使い方がいまいちわかりにくいようでした。

もしかすると日本人の英語学習者にとって英語のアポストロフィの扱い方は人によっては難しく感じるのではないかと思いましたので、今回の記事では、英語のアポストロフィの正しい使い方を様々な角度から解説していきます。また、アポストロフィを使う際に覚えるべきルールも合わせて紹介します。





単数名詞の「所有格」を書く際のアポストロフィの使い方


単数名詞の「所有格」を書く際に使うアポストロフィの使い方
まずは、名詞の所有格を書く際にはアポストロフィを使う必要があります。このパターンは「名詞+アポストロフィ+s」になります。「○○’s」は日本語の「○○の」と同じ意味になります。例えば、「ボブの車」は英語で「Bob’s car」になります。


  • Bob’s car → ボブの車
  • Ken’s girlfriend → ケンの彼女
  • My dad’s bike → 私の父親の自転車


しかし、名詞が「s」で終わる場合には、二つのアポストロフィの使い方があります。例えば、「Jess」という名前は「s」で終わります。「ジェスの~」というパターンを書きたい際には、「Jess’s」という書き方や、「Jess’」という書き方を使ってもOKです。

しかし、一般的に単数形名詞の所有格を書く際には「Jess’s」という書き方の方が自然に見えます。しかしこのルールには例外があります。それは代名詞の「it」の所有格を書く際です。

itの場合は「its」と書きます。つまり、アポストロフィを使う必要がありません。このルールは英語ネイティブでもかなり間違える場合が多いです。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。


単数名詞の「所有格」の例文



This is Bob’s car.
(これはボブの車です。)

These are my mum’s flowers.
(これらは母親の花です。)

This is the dog’s bed.
(これは犬のベッドです。)

Where is Jess’s house?
Where is Jess’ house?
(ジェスの家はどこにありますか。)※Jess’sという書き方の方が自然です。





複数形名詞の「所有格」を書く際のアポストロフィの使い方


複数形名詞の「所有格」を書く際に使うアポストロフィの使い方

名詞を複数形に変える際には一般的に「s」を付けますね。例えば、例として「a parent」(一人の親)、「both parents」(両親)というパターンを使います。

しかし、「parents」(両親)などの複数形の名詞にはどうやってアポストロフィをつけて所有格の形にするのでしょうか?

名詞の単数形の場合には、単純に「’s」を付けますが、名詞の複数形の場合にはアポストロフィだけを使います。例えば、「両親の家」という場合には「my parents’ house」といった言い方になります。



the dogs’ beds
(犬たちのベッド)

my grandparents’ car
(祖父母の車)

my kids’ rooms
(子供たちの部屋)



以上のような使い方になります。時々英語で「sのついていない複数形の名詞」があります。例えば、「child」(子供)の複数形は「children」になります。

「children」は複数形ですが、単語の最後には「s」がありません。そういった複数形の名詞を所有格にする際には「’s」を付けます。



the children’s teacher
(子供たちの先生)

the sheep’s field
(羊たちの草地)

the geese’s eggs
(ガチョウたちの卵)


以上のような使い方になります。それでは、例文を通してアポストロフィの正しい使い方を覚えていきましょう。



複数形名詞の「所有格」の例文



I borrowed my parents’ car yesterday.
(私は昨日親の車を借りました。)


I stayed at my grandparents’ house in the summer vacation.
(私は夏休みに祖父母の家で泊まりました。)


The dogs’ beds are in the kitchen.
(犬たちのベッドはキッチンにあります。)


Have you ever met the children’s teacher?
(子供たちの先生に会ったことがありますか。)


The sheep’s field is near our house.
(羊たちの草地はうちの家の近くにあります。)


Geese’s eggs are very large.
(ガチョウの卵はとても大きいです。)





短縮形を書く際に使うアポストロフィの使い方


短縮形を書く際に使うアポストロフィの使い方

もう一つのアポストロフィの使い方は、単語やフレーズを短縮するという際です。例えば、「I am」(私は~です)はカジュアルな会話で「I’m」に省略されますね。

これを書く際に「am」の「a」の代わりに「’」を入れます。つまり、短縮形にするには抜いた文字・単語の代わりにアポストロフィを入れます。


  • I am → I’m
  • He is → He’s
  • I have → I’ve
  • should have → should’ve
  • they will → they’ll




そして「will not」の短縮形は例外です。「will not」の場合は「won’t」といった短縮形になります。アポストロフィは「not」の「o」の代わりに使いますが、「will」は「wo」という短縮になります。

それでは、実際のネイティブの使い方を例文を通して確認してみましょう。


短縮形を書く際に使うアポストロフィの例文



I’m an English teacher.
(私は英語の教師です。)

I’ll meet you at the station.
(私は駅であなたと待ち合わせします。)

I won’t take the train tomorrow.
(私は明日電車に乗りません。)





アポストロフィを使ってはいけない場合とはどんな時?


アポストロフィを使ってはいけない場合とはどんな時?
先程アポストロフィの正しい使い方、どんな時に使うのかというお話をしてきましたが、「アポストロフィを使ってはいけない時」についても知っておく必要があります。

これから、以下に「絶対にアポストロフィを使ってはいけないケース」を紹介したいと思います。英語ネイティブもかなり使い方を間違える人が多いので、必ずルールを覚えてみましょう。


it’s v its


上記でも少し触れたように、「it’s」は「it is」の短縮形です。「its」は「itの」という意味になります。「itの」と書く際にはアポストロフィは使いません。

who’s v whose


これはネイティブもよく間違えます。「who’s」は「who is」の短縮形です。「whose」は「誰の?」という意味になります。「誰の~?」というパターンを書く際にはアポストロフィは使いません!


you’re v your


「you’re」と「your」の書き方は英語ネイティブでも非常によく間違えられます。「you’re」は「you are」の短縮形です。「your」は「あなたの」という意味になる単語です。

発音は全く同じなので、ライティングの際に間違えて使っているネイティブが意外に多いです。気を付けましょう!


they’re v their v there


この三つの単語は発音が同じなので、英語ネイティブもライティングの際によく間違えます。「they’re」は「they are」の短縮形で、「their」は「彼らの」という意味になります。

「there」は「あそこ・そこ」という意味になる単語です。発音は同じなのでライティングする際には気をつけて下さい!


日付を書く際に使うアポストロフィ


西暦「1920s」、「1930s」、「1980s」などの「時代・年代」といった表現は、数字で書く際にはアポストロフィを使いません。多くの英語ネイティブは「1980’s」といった書き方をしますが、これは正しくありません。

ですから、英語で「~年代」と書く際にはアポストロフィを使わないで「s」を付けるだけになりますので、間違えないようにしましょう。

  • 1990s → 90年代
  • 1700s → 1700年代



しかし、「~年代の~」という表現をする際にはアポストロフィは必要になります。例えば、「90’s fashion」や「60’s music」といった表現の仕方はOKです。


名詞の複数形の場合


これも英語ネイティブがよく間違える文法です。名詞を複数形にする際にはアポストロフィは必要ありません。例えば、「two book’s」や「three brother’s」といった書き方は正しくありません。

日本人の英語学習者は一般的にこういったミスはしないと思いますが、英語ネイティブは意外と間違える人が多いです!気を付けましょう!


それでは、アポストロフィの正しい使い方については以上になります。アポストロフィの使い方のルールは例外が多いので、そちらも是非合わせて覚えてみましょう。

英語の文法などに関する質問があれば、是非当サイトの英語ネイティブのライターに質問してみて下さいね!


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