英語で ~かどうかという表現をする際 whetherとifのどちらを使うべき?
「whether」は一般的に「~かどうか」や「~であろうとなかろうと」という意味になり、「if」は一般的に「もし~ならば」という意味になります。
しかし、場合によってはどちらでも使える事もあり、英語ネイティブでも使い分けを間違える場合があります。そのため、今回の記事では「whetherとifの正しい使い方・使い分け」にクローズアップしてみたいと思います。
先ずは最初に「whether」の意味と正しい使い方を紹介していきたいと思います。
whetherの意味と使い方
最初に紹介すると「whether」は接続語で発音をあえてカタカナで表すと「ウェザー」に近いです。この単語の意味は「~かどうか」、「~であろうとなかろうと」という意味になります。
そして、「whether」は「二つの条件の選択肢」を伝える際に使う単語になります。そして、「可能性」を表す単語としても使えます。
また、多くの場合、「whether ~ or ~」というパターンで使われます。文章だけで使い方を説明するとイメージしずらいと思いますので、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
whetherの使い方 例文
I don’t know whether he will come to the party or not.
(彼はパーティーに行くかどうか分かりません。)
She didn’t say whether she would arrive on Saturday or Sunday.
(彼女が到着するのが土曜日なのか日曜日なのか言わなかった。)
The teacher will tell me whether this is right or wrong.
(これが間違っていようが正しかろうが先生が教えます。)
Do you know whether it will snow tomorrow?
(あなたは明日に雪が降るかどうかを知っていますか。)
I need to check whether he’s received the letter.
(私は彼が手紙をもらったかどうかを確認しなければなりません。)
ifの意味と使い方は? 仮定法の文法パターンについて
皆さんもよくご存じの「if」という単語も接続語です。「if」には様々な使い方がありますが、多くの場合「仮定法の文法パターン」でよく使われます。
先程紹介した「whether」の場合は必ず「二つの選択肢」を紹介するようなケースで使います。「if」も同じように使えますが、他の用法として「仮定法の文章」でも使う事ができます。つまり、「if」の場合「もし~ならば」という意味になる接続語です。
それでは、実際のネイティブの使い方を例文を通して確認してみましょう。
ifの使い方 例文
If it rains tomorrow, I won’t go to the park.
(もし明日雨が降ったら、私は公園に行きません。)
Wear a sweater if you are cold.
(もし寒かったらセーターを着なさい。)
If you are hungry, you can eat the food in the fridge.
(もしお腹が空いているなら、冷蔵庫にある物を食べても大丈夫です。)
If you get home early, please feed the cat.
(もし早く帰ってきたら、猫に餌をあげてください。)
If you can’t come to the party, please tell John.
(パーティーに行けないなら、ジョンに伝えてください。)
whetherとifの両方が使える場合とはどんな時?
それでは、次にwhetherとifの両方が使える場合についてお話していきたいと思います。どんなケースで両方が使えるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
「~かどうか」という表現をする際
「~かどうか」という日本語を英語にすると「whether」または「if」の両方とも使う事ができます。例えば、以下のような時です。
「~かどうか」という際の2つの例文
I don’t know whether I can attend the party.
I don’t know if I can attend the party.
(私はパーティーに出席できるかどうかわかりません。)
I wonder whether I should tell him about the plan.
I wonder if I should tell him about the plan.
(私は彼の計画について伝えればよいかどうか迷っています。)
「~or~」という文法パターンを使う際
英語では「~or~」の文章では「whether」か「if」のどちらを使ってもOKです。例えば、以下のような時です。
「~or~」の2つの使い方 例文
I don’t know whether he is in London or New York right now.
I don’t know if he is in London or New York right now.
(私は彼が今ロンドンにいるのかニューヨークにいるのか分かりません。)
I want to know whether this story is true or false.
I want to know if this story is true or false.
(この話が事実なのかウソなのか知りたいです。)
whetherとifの他の文法ルールについて
「whether」と「if」の使い方には他にも別の文法ルールがあります。例えば、以下のような例です。
「if」は前置詞の後に使う事が出来ない
「whether」は「about」などの前置詞の後で使う事はできますが、「if」はその同じ位置で使う事は出来ません。例えば、以下のような例です。
I asked him about whether or not he is going to Osaka.〇
I asked him about if or not he is going to Osaka. ×
I asked him if he is going to Osaka. 〇
(私は彼に大阪に行くかどうかについて尋ねました。)
「if」は「不定詞」の直前では使えない
「whether」は不定詞の直前で使う事は可能がですが、「if」の場合は使えません。例えば、以下のような場合です。
I wondered whether to call him. 〇
I wondered if to call him. ×
(私は彼に電話すればよいかどうか迷っていました。)
一般的に「whether」の方がフォーマルなニュアンスを与えます。どちらも使える場合には「whether」を選んだ方がフォーマルな雰囲気を与えるという感じになります。
まとめ:「whether」と「if」の使い方
まとめると、「whether」と「if」はとても似ている単語ですが、「whether」は一般的に「二つの選択肢から選ぶ場合」に使う単語です。一方、「if」は仮定法の文章で使います。
勿論、両方同じニュアンスで使えるようなケースは多々ありますが、フォーマルなライティングなどをする際に「whether」を使った方が良いです。他にも文法のニュアンスについて知りたい事があれば、是非当サイトのライターにご連絡くださいね!