cute以外にも沢山ある「可愛い」を意味する英語 cuteとprettyとadorableの違いを徹底解説
以上の事から、今回の記事では「cuteとprettyとadorableの違いと使い方」を、実際のネイティブの使い方を例文を紹介しながら解説してみたいと思います。
「可愛い」という単語は日常会話で非常によく使われますので、英語のスキルの中でもスピーキングに力を入れている方は、cuteとprettyとadorableの違い、単語の意味や正しい使い方について理解しておくべきだと思います。
それでは、cuteとprettyとadorableの違いはどんな点なのでしょうか? 英語ネイティブはどのようにこれらの単語を使い分けているのでしょうか?
cuteの意味と正しい使い方
「cute」という単語は主に「小さくて可愛らしい動物」「赤ちゃん」「ぬいぐるみ」等に対して使う単語です。
大人に対して使うと少し「子供っぽい」や「若い」というニュアンスが含まれた意味になります。そして、大人の場合は主に女性に対して使う単語になります。
ネイティブの私が感じる感覚としては「アメリカ人はイギリス人よりも”cute”という単語を使う」ような傾向があると思います。そして、イギリス人が「cute」という単語を使う場合、主に「子供や動物」に対して使います。
そして、アメリカ人が「cute」を使う場合、イギリス人よりも「大人の女性」に対して使う場合が多いです。
ここ最近の傾向ですが、英語ネイティブは男性に対して「cute」という単語を使うようになっています。この「cute」は「見た目がかっこいい」や「ハンサム」という意味になります。しかし、子供や女性の話をする場合には「cute」は「かわいい性格」というニュアンスとしても使えます。
それでは、実際のネイティブのcuteの使い方を例文でみてみましょう。
ネイティブのcuteの使い方 例文:
That baby is so cute!
(あの赤ちゃんは凄く可愛い!)
This teddy bear is very cute.
(この熊のぬいぐるみはとても可愛いです。)
I think kittens are so cute.
(私は子猫がとても可愛いと思います。)
That actress is really cute.
(あの女優は本当に可愛いです。)
That guy is pretty cute. Do you know him?
(あの男性は結構かっこいいね。彼の事を知っている?)
Look, she gave the baby a kiss! How cute!
(ああ、観て!その子は赤ちゃんにチュした!なんてかわいいだろう!)
That’s such a cute present. Thank you so much!
(それは本当にかわいいプレゼントですよね。本当にありがとうございました!)
prettyの意味と正しい使い方
「pretty」は「Cute」と違い、主に「景色や花」の「物」に対して使います。そして「cute」には「可愛らしい」というニュアンスがありますが、「Pretty」には「上品」というニュアンスがあります。
以上の事から、「pretty」は「大人の女性」に対して使う事が出来る単語です。しかし、男性に対しては使いません。
それでは、実際のprettyのネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。
ネイティブのprettyの使い方 例文:
This is a very pretty garden.
(これはとても綺麗な庭です。)
That’s a pretty dress. Where did you buy it?
(それはとても素敵なワンピースですね。何処で買ったんですか?)
Kate has a very pretty face.
(ケイトは顔が綺麗です。)
※つまり、ケイトは上品で綺麗。「Cute」の「子供っぽさ」はありません。
Anna is both cute and pretty.
(アンナは可愛くて綺麗です。)
adorableの意味と正しい使い方
もう一つよく使われる英語の「可愛い」という意味の単語は「adorable」です。「adorable」は元々フランス語の「adore」という動詞から来ています。
フランス語の「adore」は「愛する」という意味になります。英語の「adorable」という形容詞は「可愛い」という意味になります。
adorableは、prettyよりもcuteのニュアンスに近いと思います。つまり、「子供っぽく小さくて可愛い物・人」を「adorable」という事が多いです。
ですから、綺麗な景色などは「adorable」と呼びません。ちなみに「adorable」の発音は「アドーラブル」に近い発音になります。
ネイティブのadorableの使い方 例文:
Your puppy is adorable! What’s his name?
(あなたの子犬はとても可愛い!何という名前ですか?)
What an adorable baby!
(なんてかわいい赤ちゃんなんだろう!)
Those cakes look adorable. I wonder if they taste good too…
(そのケーキはかわいいらしいね。おいしいかな?)
Your daughter is adorable. How old is she now?
(娘さんはとても可愛いですね。今はおいくつですか?)
I bought an adorable romper suit for my niece.
(私は姪っ子のために可愛いロンパースを買った。)
cuteとprettyとadorableの違い:まとめ
まとめると、「cute」は主に「小さくて、若そうで可愛い」という意味になります。「Pretty」は「見た目が綺麗、上品、美しい」というニュアンスになります。
「cute」は見た目だけではなく「人の性格や話し方、態度」等もcuteと表現する事があります。adorableは元々はフランス語の「adore」という動詞が元になっていて、ニュアンス的には「cute」に近い意味です。例文でまとめると:
That teddy bear is cute. (正しい使い方)
That teddy bear is pretty. (間違った使い方)
That baby is cute. (正しい使い方)
That baby is pretty. (間違った使い方)
That girl is cute. (正しい使い方)
That girl is pretty.(正しい使い方)
※両方の文章が正しいですが、ニュアンスが異なります。
以上、今回はcuteとprettyとadorableの違い、ニュアンス、使い分け、使い方について紹介してみました。