アメリカ英語の「休日」とイギリス英語の「休日」言い方の違い
実は、英語で「休日」という意味になる表現は色々あります。そして多くの場合、シチュエーションによって違う言い方になります。以上の事もあり「休日」という意味になる英語表現は多いです。
そして、英語の種類(アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など)によっても言い方が異なる場合がありますので、アメリカ人が休日という際の言い方と、イギリス人が休日という際の言い方は違う事が多いです。
英語で「休日」という意味の「holiday」のニュアンスと使い方
最初に紹介する「holiday」という単語は、イギリス英語とアメリカ英語を比較した場合、双方で使い方が違います。イギリス人は、どのような祝祭日、休みであっても「holiday」と言います。イギリス英語では、国の祝祭日は「bank holiday」や「holiday」と言います。
そして、会社で取得した「年休」も「holiday」になります。そして、イギリス英語で「to go on holiday」という表現は「旅行に行く」という意味になります。
アメリカ英語では、「holiday」は主に「クリスマス」、「イースター」、「独立記念日」、「ハロウィーン」といった特別な「祝祭日」という意味になります。そのため、アメリカではクリスマスの特にする挨拶として「Happy Holidays!」という表現を使います。
そして、アメリカの会社で取得する「年休」は「holiday」とは言いません。アメリカ英語ではこういった個人が取得する会社の年休の事を「public holiday」という言い方になります。
それでは、実際のネイティブの「holiday」の使い方を例文で確認してみましょう。
holiday(休日)の使い方 例文
A: I’ve taken a holiday on Friday so that I can go and visit my parents.
(私は親と会いにいくために金曜日に年休を取りました。)
B: That sounds nice.
(それはいいね。)
A: Monday is a public holiday so I don’t have to go to work.
(月曜日は休日だから仕事に行く必要がない。)
B: Lucky you! I have to go to work even on public holidays.
(羨ましいね。私は祝日でも仕事に行かなければならない。)
A: What are you doing at the weekend?
(週末は何をするつもりですか。)
B: Well Monday is a bank holiday so we’ve got three days off work. We’re going to go to London and watch a musical.
(月曜日は祭日だから連休になっていますね。私たちはロンドンに行ってミュージカルを見る予定です。)
「祝祭日」,「有給休暇」,「代休」という意味になる「a day off (work)」のニュアンスと使い方
次に紹介する「a day off」または「a day off work」という表現も全ての英語圏の国で使われています。そして、この単語の意味はとても広いです。
例えば「国の祝祭日」という意味として使えますし、「自分が取得した年休」や「代休」という意味として使うも出来ます。
もっと言うと、この「a day off」は「仕事に行かなくていい日」というニュアンスでも使われます。
この表現は主に「take a day off」(休み・年休を取る)、「have a day off」(仕事の休みがある)というパターンで使われます。
それでは、実際のネイティブの「a day off (work)」の使い方を例文でみていきましょう!
a day off (work)の使い方 例文
A: I’m going to take a day off next week to go to my cousin’s wedding.
(私は来週いとこの結婚式に行くので休みを取ります。)
B: You’re lucky you can take days off work so easily!
(そんなに簡単に年休を取れるって事は羨ましいね!)
A: My boss has given me the day off tomorrow.
(上司は明日休みにしてくれた。)
B: Make sure you do something fun!
(楽しく過ごしてね!)
A: I wanted to take the day off school yesterday but my mum wouldn’t let me.
(昨日学校を休みたかったけど、お母さんは許してくれなかった。)
B: I’m not surprised. We’ve got important tests next week!
(それはそうだよ! 来週は重要な試験があるでしょう!)
「年休」という意味になる「annual leave」のニュアンスと使い方
「annual leave」は「年休」という意味になります。この言い方は全ての英語圏の国で使われています。「annual」は「毎年・一年の」という意味になり、「leave」は「休み」という意味になります。
この表現は主にビジネスシーンや会社内で使われますが、時々日常会話でも使う場合があります。発音は「アニュアル・リーヴ」になります。それでは、実際のネイティブのannual leaveの使い方を例文で確認してみましょう。
annual leaveの使い方 例文
A: I took annual leave so I’m not going into work on Monday.
(私は年休を取ったので月曜日に仕事に行かないよ。)
B: What are you going to do with your day off?
(その休みに何をするつもりですか。)
A: I’m going to my daughter’s school sports day.
(娘の学校の運動会に行きます。)
A: I won’t be at work tomorrow.
(私は明日仕事に行かないよ。)
B: Oh, is it a public holiday?
(え? 国の祝日でしたっけ?)
A: No, I took annual leave.
(違うよ。私は年休を取ったよ。)
A: How many days of annual leave do you get in your new job?
(新しい仕事は、何日間の年休を取れますか。)
B: I get 25 days of annual leave.
(私は一年に25日の休みを取る事が出来ます。)
A: Wow, that’s pretty good!
(ワオ、それは結構多いね!)
「代休」という意味になる英語表現「a day off in lieu」,「time off in lieu」のニュアンスと使い方
この「a day off in lieu」、「time off in lieu」という表現は「代休」という意味になります。「in lieu of ~」という表現は元々フランス語で、「~の代わりに」という意味になる表現です。
現在は英語の表現として使われています。発音は「イン・ルー」になります。それでは、「a day off in lieu」,「time off in lieu」という表現の正しい使い方を例文で確認してみましょう。
day/time off in lieuの使い方 例文
A: I have to go to work on Sunday but I’ll get a day off in lieu on Monday.
(私は日曜日に仕事に行く必要があるけど月曜日に代休を取る事ができる。)
B: That’s good. Take it easy!
(それはいいね。ゆっくりしてね!)
A: My company doesn’t give time off in lieu. Any extra hours we work are treated as overtime.
(うちの会社は代休をくれない。プラスアルファ働く時間は残業として扱われている。)
B: It’s good that you can earn extra money.
(でも余分なお金を稼げるという事はいいね。)
まとめ:英語では「休日」を何と言うのか?
まとめると、英語で「休日、休み」という意味になる言葉は沢山あります。それぞれの言い方は微妙な違うニュアンスを与えますので、出来る限り全て覚えておいた方が良いと思います。
- holiday (休み、祭日)
- bank holiday/public holiday (祭日)
- a day off (休み)
- annual leave (年休)
- day/time off in lieu (代休)
ビジネス英語を勉強している方は特に今回紹介した単語を覚えといた方が良いと思います! 英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね!