英語で「夫」は何と言う?「husband」以外の言い方
日本語では、「夫」や「妻」という際に色々な言い方があると思います。例えば、「夫」の代わりに「旦那」や「主人」という言い方もありますよね。また、結婚している女性のパートナーの事を「妻」という以外にも別の言い方がありますよね。
例えば、「奥さん」、「家内」、「嫁」といったニュアンスが違う別の言い方が沢山あると思います。実は英語にもこれと同様に様々な言い方があります。
一般的には「husband」(夫)や「wife」(妻)が最もよく使われる言い方ですが、他にも様々な表現があります。
そこで、今回の記事では「夫」という意味になる英単語と表現に焦点を当てて、その単語のネイティブの使い方を例文で紹介してみたいと思います。
husband(夫)の意味と使い方
最初に紹介する「husband」は単純に「夫」という意味になる単語です。つまり、結婚している(男性の)相手です。この単語のルーツはとても古いです。元々は、古ノルド語の単語で「家を治める人」という意味になる単語です。
「husband」の「hus」という部分は「house」(家)という意味になり、「band」は元々古ノルド語の「bondi」(=家に住んでいる人)という単語から来ています。
この「husband」という単語は自分の夫について話す際に使いますし、他の人の夫について話す際にも使います。「husband」より丁寧な言い方はありませんので、この言い方はどのようなシーンでも使う単語です。
husbandの使い方 例文
My husband works at a bank.
(私の夫は銀行で働いています。)
Mike is Julie’s husband.
(マイクはジュリーの主人です。)
I have never met Kate’s husband.
(私はケイトの主人と会ったことがありません。)
hubby(夫)の意味と使い方
次に紹介する「hubby」は単純に「husband」の省略になります。発音は「ハビー」になります。このカジュアルな言い方は意外に長く使われています。辞書によれば、「hubby」は1680年代から英語ネイティブに使われている省略だそうです。
「hubby」という言い方は別に失礼な言い方ではありませんが、かなりカジュアルな言い方なので、主に友達や仲の良い人との会話で使う単語になります。フォーマルなシーンではあまり使わない方が良いと思います。
この単語は主に女性によって使われています。例えば、男性が誰かの夫について話す際には「hubby」という言い方はあまり使いません。それでは、例文を通して使い方を見てみましょう。
hubby(夫)の使い方 例文
It’s my hubby’s birthday tomorrow.
(明日は旦那の誕生日です。)
This was a present from my hubby.
(これは旦那からのプレゼントでした。)
Sarah’s hubby is very good-looking, isn’t he?
(セイラの旦那さんはとてもハンサムですよね。)
「hub」,「hubster」(夫)の意味と使い方
最近、「hubby」というカジュアルな言い方はさらに省略されるようになりました。さらに省略された言い方は「hub」や「hubster」という言い方になります。
これらの省略形は先程紹介した「hubby」と全く同じ意味で使い方も同じです。つまり、とてもカジュアルな言い方なので、友達との会話でしか使いません。
「hub」の発音は「ハブ」で「hubster」の発音は「ハブスター」になります。「hubster」は特にふざけた言い方です!
hub、hubster(夫)の使い方 例文
I went out for dinner with hub last night.
(昨日の夜に旦那と一緒に夕食を食べに行きました。)
This is my hub, David.
(こちらは旦那のデイビッドです。)
The hubster is so kind! He bought me a diamond necklace for my birthday yesterday!
(私の旦那はとても優しいわ!昨日誕生日にダイアモンドのネックレスを買ってくれた!)
他の「夫」という意味の英語 spouse・partner・other half・significant other
「夫」という意味になる言葉やスラングは殆どありませんが、「結婚相手」という意味になる言葉・表現・スラングは沢山あります。これから以下に紹介する単語は「夫」という意味だけではなく、「妻」という意味としても使う事ができます。
spouse: 結婚相手、配偶者
この単語はかなりフォーマルな単語なので、日常会話ではあまり使われません。しかし、正式な書類などでもよく目にする単語です。
例えば、「配偶者ビザ」は「spouse visa」という言い方になります。この単語は性別に関係ないので、「夫」や「妻」について話す際に使う事が出来る単語です。
partner: 同棲している相手、結婚相手、長く付き合っている人
「partner」とはとても広い意味で使える単語です。この単語は結婚している相手というよりも、「結婚していない恋愛相手」という意味合いになる傾向があります。
例えば、結婚していないが一緒に住んでいるといったカップルの場合には、その相手を「partner」と呼ぶ人が多いです。
若い恋人同士は相手のことを「boyfriend」や「girlfriend」と呼びますが、中年のカップルがそういった言葉を使うと少し子供っぽいので「partner」という言い方を使っています。
other half: 同棲している相手、結婚相手、長く付き合っている人
このスラングもネイティブとの会話でよく耳にします。「other half」を直訳すると、「私の他の半分」という意味になります。つまり、「カップルの半分」という意味になる表現です。
この言い方は先程紹介した「partner」と同じように「結婚していない間柄」の場合も使います。しかし、若い恋人同士ではあまり使いません。
significant other: 同棲している相手、結婚相手、長く付き合っている人
この表現も「partner」と同じ意味で使い方も同じになります。SNSやインターネットフォーラムなど使うと「SO」という頭文字省略で使われています。
この表現は単純に「大切な人」という意味になります。そして、こちらも若いカップルはこの表現をあまり使いません。
まとめ:「hubby」の意味と使い方
まとめると、「夫」は一般的に「husband」という言い方になりますが、女性がカジュアルな会話をする際に「hubby」という省略・カジュアルな言い方を使う場合が多いです。
他にも「hub」や「hubster」という言い方も使われる場合があります。そして「結婚相手」や「恋愛相手」という意味になる表現もありますが、やはり「hubby」が最もよく使われている「夫」という意味になるカジュアルな言い方です。
以上になります。他にも「英語でこんな表現が知りたい!」という方や「こんな時に英語では何て言うの?」といった疑問がある方は是非、当サイトの英語ネイティブに質問してくださいね!