英語の紫陽花(アジサイ)の言い方はフランス語・ギリシャ語が由来の言葉
日本では夏が近くなると、紫陽花(アジサイ)が会話のテーマになってきますね(女性が多いと思いますが)。日本の紫陽花は「5月から7月の間」頃に綺麗に咲きます。
そのため、この時期は特にアジサイについて会話のテーマになる事が多いのではないかと思います。また、外国人の友人がいる方は「英語で紫陽花」について話す機会が出てくるかもしれません。そんな際に紫陽花の英語の言い方を知っておくと便利ですね。
しかし、意外と英語で紫陽花って何というのかをご存知ない方も多いと思います。そこで今回の記事では、紫陽花という意味になる英単語を紹介しながら、その単語の発音、由来などを実際の使い方と共に紹介したいと思います。
英語でアジサイ(紫陽花)という意味になる「hydrangea」という言い方
先ずは最もよく使われる「紫陽花」という意味になる英単語は「hydrangea」といいます。「hydrangea」の発音は「ハイドレインジャ」に近いです。この言い方はギリシャ語の由来があります。「hydrangea」はギリシャ語の「hydria」という単語から来ています。
このギリシャ語のhydriaは「水器」という意味になります。この名前の由来は「紫陽花の種の形」から来ているようです。
紫陽花の学名は「Hydrangea + ○○」といいます。実は紫陽花の種類はいくつかありますので、それぞれ学名が変わります。しかし、どのアジサイの種類でも必ず「Hydrangea + ○○」という名前が付きます。
それでは、実際の例文を通してネイティブの使い方を確認していきましょう。
hydrangeaの使い方 例文
A: What’s your favourite kind of flower?
(あなたの好きな花の種類は何ですか。)
B: I like hydrangeas the best.
(紫陽花は私のお気に入りです。)
A: When do hydrangeas bloom?
(紫陽花はいつ咲きますか。)
B: In Japan, they bloom between May and July.
(日本で紫陽花は5月と7月の間に咲きます。)
A: Have your hydrangeas started blooming yet?
(あなたの紫陽花はもう咲きましたか。)
B: Almost.I think they will start blooming soon.
(もうすぐ咲くと思います。)
英語でアジサイという意味になる「hortensia」という言い方
もう一つのよく使われる英語の紫陽花の言い方は「hortensia」という単語です。この「hortensia」の発音は「ホーテンセィア」になります。
この言い方はかなり古い言い方です。この単語の由来はフランス人女性の名前から来ています。「hortensia」という言い方は1700年代頃から使われています。
この名前をつけたのはフランス人の植物学者なのですが、おそらくこの植物学者の「愛人の名前」から来たではないかと考えられています。「hortensia」は英語でも女性の名前として使われていますが、かなり古い名前なので、現在はあまり使われていません。
それでは、実際の「hortensia」の使い方を例文で確認してみましょう。
hortensiaの使い方 例文
A: What did you give your mum for Mother’s Day?
(あなたは母の日に何をプレゼントしましたか。)
B: I gave her a bunch of hortensia. It’s her favourite flower.
(紫陽花の花束をプレゼントしました。それは彼女がお気に入りの花だからです。)
A: What’s the scientific name for hortensia?
(紫陽花の学名は何ですか。)
B: It’s hydrangea. It comes from the Greek for “water vessel”.
(hydrangeaですよ。それはギリシャ語の「水器」という単語が由来ですよ。)
A: How’s your gardening coming along?
(ガーデニングは上手く行っていますか。)
B: Great! My hortensia is about to flower.
(うまくいっているよ。紫陽花はもうすぐ咲きそうですよ。)
英語でアジサイという意味の「change rose」という言い方
さらにもう一つ別の英語のアジサイの言い方があります。それは「change rose」という言い方です。しかし、この言い方はニックネームなので滅多に使われませんが、一応知識としては知っておいても良いと思います。
この名前は「紫陽花の色の変化」という現象が由来になっています。紫陽花の中のある種類は、土の酸性度合いによって色が変わるという現象が起こります。「change」は「変化」という意味になり、「rose」は「薔薇」という意味ですね。
アメリカでは、ある種類のハイビスカスも「change rose」といいますので、アメリカ人と紫陽花について話す際には、この言い方は混乱を招くので避けた方が良いと思います。それでは実際の使い方を例文で確認してみましょう。
change rosの使い方 例文
A: Did you know that “change rose” is another name for hydrangea?
(紫陽花のもう一つの言い方は「change rose」だと知っていた?)
B: No, I didn’t know that. Maybe it’s because they can change colour.
(知らなかったです。色が変わるという事が理由なのかな。)
A: What flower is this?
(これは何という花ですか。)
B: It’s a change rose, or hydrangea.
(それは紫陽花ですよ。)
まとめ:紫陽花の英語言い方について
まとめると、紫陽花は一般的に英語で「hydrangea」(発音:ハイドレインジャ)といいます。この言い方は学名で、ギリシャ語の由来があります。
他の言い方は「hortensia」になります。これはフランス語が由来になっています。「change rose」という言い方も時々使われていますが、これは主に土の酸度によって色が変わる種類の名前となっています。
今回はこれで以上になります。他にもこんな英語が知りたい! こんな時には英語で何と言うの? 効果的な英語の勉強法を教えて下さいといった質問がある方は、是非当サイトの英語ネイティブのライターにご連絡くださいね!