英語で丸いという場合にroundとcircleのどちらを使うべき? 違いは?
皆さんこんにちは。マイケルです。今回の記事は日本人の英語学習者がよく間違えやすい英単語「roundとcircleの違い」についてお話してみたいと思います。
今日のテーマである「round」と「circle」は両方とも「丸」に関する意味がありますが、それぞれ意味と使い方に違いがあります。
以上の理由で間違えやすい単語なので、実際のネイティブの使い方を例文を通して分かりやすく説明したいと思います。それでは「round」と「circle」はどのように違うのでしょうか。
roundの意味と使い方
まずは「round」という単語にクローズアップしていきましょう。この単語は一般的に形容詞として使います。形容詞として使うと「丸い」という意味になります。
つまり、丸い物について話すときに使う形容詞となります。例えば、「丸いお皿」は英語で「a round plate」になり、「丸い顔」は「a round face」という意味になります。そして、何か「立体的な物」という際、場合によって「round」と言います。例えば、「a round belly」は「丸々したお腹」という意味で使います。
他にも「round」は数多くの意味と使い方があります。以下に最も役に立つroundに関する表現を紹介します。
- a round of applause (一斉に沸き上がる拍手喝采)
- a round of drinks (人数分の酒)
- a round trip (往復の旅)
- a round number(丸めた数)
それでは「丸い・丸々として」という意味になるroundの使い方を実際の例文で確認してみましょう。
roundの使い方 例文
A: Which plates should I put on the table?
(テーブルには何のお皿を置けばいいですか。)
B: Can you put out four of the large round ones?
(大きくて丸いお皿を4枚置いてくれない?)
A: Which earrings look better – the round ones or the square ones?
(どっちのピアスの方がいいと思う? 丸い方、それとも四角い方?)
B: I think the round ones look better.
(四角いピアスの方がいいと思う。)
A: Is Cathy pregnant? Her belly looks a bit round.
(キャシーは妊娠しているの? お腹は少し丸く見えるね。)
B: No, I don’t think so. Maybe she has just put on a bit of weight.
(いいえ、妊娠していないと思う。少し太っただけじゃない?)
circleの意味と使い方
次に「circle」は名詞です。つまり、「丸い」ではなく「丸・円」という意味になります。
この単語は「形」の「circle」だけではなく「グループ・団体」という意味にもなります。つまり、日本語の「サークル(活動)」という意味もあります。
「丸い」という意味として使いたい場合には、「circular」という形容詞を使う必要があります。これは先程の「round」と同じ意味になりますが、「立体的な物」について話す際には使いません。主に「2次元のもの」について話す際に使う単語になります。
それでは、文章の説明だけだと少しわかりにくいと思いますので、実際の英語ネイティブの「circle」と「circular」の使い方を例文でみていきましょう。
circle、circularの使い方 例文
A: What did you learn in maths class today?
(今日の数学の授業に何を勉強しましたか。)
B: We learnt how to work out the area of a circle.
(円の面積の計算方法を勉強しました。)
A: Do you know Tom?
(トムのことを知っていますか。)
B: I know who he is, but he isn’t in my close circle of friends.
(トムの事は知っていますが、私の友達の輪に入っていません。)
A: Where does the Yamanote Line terminate?
(山手線の終着駅はどこですか。)
B: It’s a circular line so there is no terminal station!
(丸い線なので終着駅はありません!)
英語で「球・球体」という際のsphereとspherical
もし「ボールの形」について話したいなら、「sphere」、「spherical」という名詞、形容詞も使えます。
この「sphere」(発音:スヴィア)は「球・球体」という意味になります。形容詞にすると「spherical」(発音:スヴェリカル)という単語になります。
これは「球形の・球状の」という意味になる単語です。「sphere」と「spherical」は日常会話で使っても大丈夫ですが、少し「数学的な」印象を与える単語なので、上手く発音できないと通じない可能性はあると思います。
もっとシンプルな単語を使いたい場合には、「ball-shaped」(ボールの形)という言い方を使った方がよいと思います!
それでは、実際の英語ネイティブの「sphere」と「spherical」使い方を例文でみていきましょう。
sphere、sphericalの使い方 例文
A: What shape is Earth?
(地球は何の形ですか。)
B: It’s a sphere.
(地球は球体ですよ。)
A: Which decorations shall we put on the tree?
(クリスマスツリーに何のデコレーションを付けましょうか)
B: The snowflakes are pretty but I like the spherical ones better.
(雪片のデコレーションはかわいいですが、球形のデコレーションの方が好きです。)
A: What are you looking for? Have you lost something?
(何を探しているの?何かなくした?)
B: I’m looking for my necklace with the ball-shaped pendant.
(ボール形のペンダントのついているネックレスを探しているよ。)
まとめ: roundとcircleの違い
まとめると「round」は形容詞で「丸い、丸々した」という意味になります。「circle」は名詞で「円・丸」という意味になります。そして、合わせて下記の役に立つ単語も覚えた方がよいと思います。
- circular (丸い)
- sphere (球)
- spherical (球形の)
- ball-shaped (球形の)
英語に関する知りたい事があれば是非、当サイトの英語ネイティブまでご質問よろしくお願い致します。