イギリス英語とアメリカ英語ではrubberは全く違う意味になる!?
今回の記事では「rubber」という単語の意味と使い方を紹介したいと思います。実はこの単語には「イギリス英語とアメリカ英語の違い(意味の違い)」がありますので、必ず正しい使い方を知っておくべきだと思います。
英語圏の国によっては、rubberの使い方を間違えてしまうと・・・かなり恥ずかしい事になりますので(笑)この単語の細かい使い方、ニュアンスについて紹介していきたいと思います。
それでは、rubberという単語は英語ネイティブはどういう意味として使っているのでしょうか?
「ゴム」という意味の「rubber」の使い方
rubberという単語の最もよく使われている意味としては「(素材の)ゴム」という意味です。この意味の「rubber」は元々「India rubber」の省略です。
しかし、現在では「India rubber」という表現を使っている人はいません。素材の「ゴム」という場合には必ず「rubber」と言います。
ネイティブが使う際の例文:
The soles of my shoes are made of rubber.
(私の靴の靴底はゴム製です。)
My cousin works at a rubber plantation.
(私の従妹はゴム園で働いています。)
Are the tyres on your stroller made of rubber?
(ベビーカーのタイヤはゴム製ですか?)
イギリス英語で「消しゴム」という意味の「rubber」
イギリス英語では「消しゴム」は「rubber」と言います。そして、「黒板けし、黒板ふき」はイギリス英語で「blackboard rubber」と言います。
一方、アメリカ人は消しゴムという場合「eraser」と言います。そして「黒板けし」という際には「blackboard eraser」という言い方を使います。
「eraser」という言い方はイギリス英語でも通じますが、一般的には「rubber」という言い方が広く使われています。
そして、他にもアメリカ英語では「rubber」は「コンドーム」という意味のスラングになります。ですから、使い方の違いには気を付けましょう!
「消しゴム」や「黒板消し」という意味の使い方 例文:
Can you pass me a rubber? I’ve made a mistake.
(消しゴムをとってくれない? 間違えちゃった。)
Can you lend me a rubber?
(消しゴムを貸してくれない?)
Could you clean the blackboard rubber?
(黒板けしを掃除してくれる?)
rubberのスラングとしての使い方「コンドーム」という意味になる使い方
先程も少し触れましたが、”アメリカ英語のスラング“で「rubber」は「コンドーム」という意味になります。この使い方はイギリス英語でも通じますし、使う人もいます。
ですから、間違えてしまうととても大変な事になりますが、一般的には会話の文脈(会話の内容)で「rubber」が「消しゴムの意味なのか?」それとも「コンドームの意味なのか?」その違いは分かるはずです(笑)。
「コンドーム」という意味の使い方 例文:
He always keeps a rubber in his wallet.
(彼は必ず財布にコンドームが入っています。)
Go to the drugstore and buy a pack of rubbers.
(薬局に行ってコンドームのパックを買ってきてね。)
I don’t have any rubbers!
(私はコンドームがない!)
「試合」という意味になる「rubber」の使い方
この使い方は少しマニアックです。他の英語学習サイトではあまり紹介されていない使い方だと思いますが、ネイティブが使う「rubber」には「スポーツ試合」という意味もします。
しかし、使い方はかなり限られた場合です。例えば、テニスの「Davis Cup」(デビス・カップ)の試合は英語で「rubber」と言います。
そして、「Dead rubber」という表現は「消化試合」という意味になります。つまり、その試合の結果は、どちらのチーム・選手が勝ってもシリーズかリーグの結果に影響を与えないという意味で使われる言い方です。
「試合」という意味の使い方 例文:
He will play in the second rubber.
(彼は2番目の試合に出ます。)
This game is a dead rubber.
(この試合は消化試合です。)
以上、今回はrubberの色々な使い方、スラングとしての意味や使い方を紹介してみました。