womanとgirlとladyの違いは何? ニュアンスの違いや使い分けは?

womanとgirlとladyの違いは何? 女性と言う際の使い分けは?
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英語で女性という際にwomanとgirlとladyのどう使い分ける? それぞれの違いは?

皆さんこんにちは。カイリーです。今回の記事は読者の方から頂いた英語で女性という際の「womanとgirlとladyの違い」についてお話ししてみたいと思います。

それでは、実際に頂いた質問はこちらになります。

読者の方の質問:

マスターランゲージのライターの皆さん、こんにちは。いつも英語学習の際にサイトを拝見させて頂いております。

実は以前より気になっている事がありましたので、ご質問宜しくお願い致します。もう既に日本語としても使われている「woman(ウーマン)」、「girl(ガール)」、「lady(レディー)」という言葉がありますが、これらの単語は英語では具体的にどのようなニュアンスの違いがあるのでしょうか? 実際のネイティブの方の意見をお聞きしたいです。宜しくお願い致します。

まずはご質問頂きましてありがとうございます。そして当サイトをご覧頂きましてありがとうございます。確かに一見すると、これら3つの単語は意味が似ていそうですね。しかし、厳密には色々な使い方がありますので、意外にも深い説明になると思います。

日常会話では「woman」と「girl」と「lady」の使い分けが少し曖昧なので、今回の記事ではそれぞれの単語の意味と使い方をネイティブが実際に使う例文と共に紹介します。

それでは、「woman」と「girl」と「lady」の違いとはどんな部分なのでしょうか。まずはwomanの意味と使い方から紹介していきたいと思います。

womanの意味と使い方、ladyとの違い・丁寧な女性という言い方

womanの意味と使い方、ladyとの違い

まずwomanという単語は名詞で「大人の女性」という意味になる単語です。発音は「ウマン」に近いです。複数形は「women」(発音:ウィミン)になります。

一般的に英語圏の国では18歳以上の女性は「woman」という言い方になります。18歳未満の子供(女子)は「woman」とは呼ばれません。

また「woman」は少しドライな言い方になるので、例えば、ある女性について話す際に丁寧に言いたいという際にはなら「woman」という言い方は使わない方がよいと思います。

その代わりに「woman」よりも「lady」という言い方を使った方がよいと思います。つまり「woman」は特に失礼な言い方ではありませんが、シーンによって「lady」という言い方を使った方が丁寧なニュアンスになります。意味自体は同じでもニュアンスの違いは大きいと思います。

次のセクションで「lady」の使い方を詳しく説明しますが「lady」は「woman」より丁寧な言い方という風に知っておくべきだと思います。それでは、womanの使い方を例文で覚えていきましょう。

womanの使い方 例文

A: How many women are there in your company?
(あなたの会社には何人の女性がいますか。)

B: There are three men and five women.
(3人の男性と5人の女性がいます。)

A: I didn’t know your boss was a woman!
(あなたの上司が女性だという事は知らなかったです。)

B: Yes, she has been working at the company for over 10 years.
(そうですよ。彼女はもうすでに10年間以上会社で働いていますよ。)

A: Who’s that woman over there?
(あそこの女性は誰ですかね。)

B: I don’t know. She has been looking at us for a while.
(わからないね。彼女はずっと私たちをじっと見ているね。)

girlの意味と使い方・カジュアルな女性という言い方

girlの意味と使い方

次にgirlは「女子・女の子」という意味になります。一般的に「girl」と呼ばれる人は「18歳未満の女の子」になります。発音は「ガール」に近いです。複数形は「girls」(発音:ガールズ)になります。

girlは「女子・女の子」という意味になりますが、口語では大人の女性も「girl」になります。例えば、大人の女性は自分と友達を「girl」と呼ぶ場合があります。

日本語の「女子会」は「girls’ night out」という言い方になります。お年寄りの女性でも自分と友達を「girl」と呼ぶ場合もあります。

しかし、大人の男性が女性を「girl」と呼ぶと、少し「性別差別」っぽくなる場合がありますので、気を付けた方がよいと思います。例えば、男性が自分の女性の同僚を「girl」と呼ぶと見下しているように感じます。つまり「自分より下の立場だ」というニュアンスを与えてしまいますので、気を付けた方がよいです。

しかし、カジュアルなシーンでは男性でも大人の女性をgirlと呼ぶ場合があります。例えば、男性の彼女・奥さんが女子会に行ったときには「She’s out with the girls」(彼女は女の子の友達と遊びに行った)という言い方を使っても大丈夫です。

この単語について少し難しいニュアンスかもしれませんが、プロフェショナルなシーンでは「girl」という単語を使うべきではありませんが、カジュアルでフレンドリーなニュアンスであれば、男性でも「girl」という言い方を使っても大丈夫です。

それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。

girlの使い方 例文

A: How many children do you have?
(あなたは何人の子供がいますか。)

B: I have three children. I have one boy and two girls.
(私には3人の子供がいます。1人の男の子と2人の女の子がいます。)

A: What are you going to do on Saturday night?
(土曜日の夜は何をする予定ですか。)

B: I’m going to a restaurant with the girls. It’s Samantha’s 30th birthday.
(女性の友達とレストランに行く予定です。サマンサの30歳の誕生日だから。)

A: That girl over there was looking at you! Why don’t you talk to her?
(あそこの女はあなたのことを見てたよ! 話しかけたら?)

B: Really? But she’s far too good-looking for me!
(まじで? でも俺には可愛すぎるんじゃない?)

ladyの意味と使い方・最もフォーマルな女性という際の言い方

ladyの意味と使い方

ladyは「woman」と同じ意味になりますが、もっと丁寧な言い方なので、フォーマルなシーンや丁寧に話したい際に使う単語になります。例えば、女性の前にその女性について別の人と話す際に「lady」を使います。

もっと具体的な例をあげると、例えば、自分の子供が通路をふさいでいて、ある女性の邪魔をしているというシーンを例にすると「don’t get in that lady’s way」(その女性の邪魔をしないで)や「let the lady go past」(その女性を通してあげて)などの文章を使います。その女性が会話を聞いていますので「woman」という単語を使うと失礼な言い方になります。

そして、多くの町や商業施設になる表示板には「女性」という表記の際に「lady」という丁寧な書き方が使われています。例えば、公衆トイレのドアには「ladies」という単語が表記されている場合が多いです。

一方、男性のトイレには「gentleman」という単語が表記されています。そして、洋服店やデパートには「ladieswear」(婦人服)と表記されています。

以上の事から、カジュアルなシーンでは「lady/ladies」という言い方はあまり使われません。例えば、女性が女性の友達について話す際には、ふざけていない限り「ladies」という言い方は使いません。

男性同士の会話でも「lady/ladies」という言い方はあまり使われません。しかし、男性が複数の女性に話しかける際には(クラブ、パブでナンパ等)、「Hi ladies」という話しかけ方を使う場合があります。

これはフレンドリーなフレーズですが、丁寧な話しかけ方です。失礼ではありませんので安心して使えます。それでは、実際の英語ネイティブのladyの使い方を例文で確認してみましょう。

ladyの使い方 例文

A: Excuse me. Could you tell me where the women’s shoes are?
(すみません。女性の靴はどこにありますか。)

B: Yes, they are next to ladieswear on the third floor.
(レディース靴は3階の婦人服のところのそばにありますよ。)

A: Mummy, can I help you pay for the shopping?
(ママ、買い物の支払いを手伝っていい?)

B: Ok. Give this money to the lady at the till.
(いいよ。このお金をレジの店員の女性に渡してね。)※イギリス英語の例文

A: Who is the lady with the purple scarf?
(紫色のスカーフをしている女性は誰ですか。)

B: She’s the company’s lawyer. She’s a very important person.
(会社の弁護士なんですよ。とても偉い人ですよ。)

まとめ: womanとgirlとladyの違い

まとめると「girl」は「女子・女の子」という意味になり、一般的に18歳未満の女の子に対して使う単語です。しかし、カジュアルな会話では「大人の女性」という意味としても使う事ができます。

「woman」と「lady」は同じように「大人の女性」という意味になりますが、「woman」は一般用語で少しドライなニュアンスになります。シーンによって失礼な言い方になる場合があります。

そして「lady」は「woman」の丁寧な言い方です。あまり知らない人の前にその人について話す際に使う単語です。そして、フォーマルなライティングや町の表示板などで使われている単語です。

それでは、今回は以上になります。もっと他にもこんな英語の意味が知りたい、ニュアンスの違い、英文法について知りたい事がある方は是非、以下のページからご質問くださいね。

マスターランゲージに質問

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