間違えやすい英語 cannot、can not、can’tはどう違う? どう使い分ける?
一見すると、この三つの単語は同じ意味と思う方も多いと思います。そして、実はこれらは英語ネイティブも間違える事があるような英語なんです。
ですから、日本人の英語学習者にとっても尚更間違えられて当然!というような単語だと思います^^。
そこで今回の記事は「cannot」、「can not」、「can’t」のそれぞれの意味、使い分け、正しい使い方を例文を交えて紹介していきたいと思います。それでは行きましょう!
cannotの意味と使い方は?
英語を勉強している皆さんは、当然「can」という単語の意味は分かっていらっしゃると思います^^。 「can」は、一般的に「~が出来ます」、「~をする事が出来ます」という意味になります。
例えば、「I can speak English」は「私は英語が話せます・話す事が出来ます」という意味になります。そして「can」は一般動詞の前で使う助動詞です。「cannot」は「can」の否定文です。
つまり「出来ない」、「~する事が出来ない」という意味になります。しかし、「cannot」は現在、主に”ライティングで使われている単語”です。日常会話では「can’t」という省略を使う事が一般的です。
ですから、正式な論文やエッセイなどを英語で書く際には「cannot」を使った方が良いと思います。それでは、実際の使い方を例文でみていきましょう!
cannotの使い方 例文
I cannot attend my brother’s wedding.
(私は兄の結婚式に出席出来ません。)
The Prime Minister cannot speak English.
(総理大臣は英語が話せません。)
can notの意味と使い方は?
「can not」を「出来ない」という意味として使った場合、文法的には正しくありません。つまり「can not」は「出来ません」という意味になりません。
「can not」は正しくは「can not only ~」(~が出来るだけではなく・・)という文脈で使います。これは「出来ない」の「cannot」とは違う文法ですね。
文章だけで説明すると、ニュアンスがわかりにくいと思いますので、実際の例文で使い方をみていきましょう!
can notの使い方 例文
He can not only speak English well, he can write English well too.
(彼は英語が上手に話せるだけではなく、英語のライティングも上手に出来ます。)
She can not only cook Japanese food, she can also cook French food.
(彼女は日本食だけではなく、フランス料理も出来ます。)
can’tの意味と使い方
記事の冒頭でも少し紹介したように、「can’t」は「cannot」(=出来ない)の省略です。また、この「can’t」の英語の発音はアメリカ英語の発音とイギリス英語で違うので、話す相手によっては気をつけましょう。
アメリカ英語の発音は「キャント」に近いです。イギリス英語の発音は「カーント」に近いです。オーストラリア英語はイギリス英語に近い発音を使っています。
「can’t」はフォーマルなライティングには、一般的に使いませんが、「メール、手紙、雑誌の記事、ブログ記事」等には使っても大丈夫です。そして、会話等では「cannot」よりも「can’t」の方が使われています。
can’tの使い方 例文
I can’t eat natto. I don’t like the smell.
(私は納豆が食べれないよ。匂いが好きじゃない。)
She can’t come to the party because she’s busy on Saturday.
(彼女は土曜日に忙しいからパーティーには来れないよ。)
以上、今回は「cannot」、「can not」、「can’t」の正しい使い方を紹介してみました。以外に使い方を間違えていたという方は多いのではないでしょうか。
この機会に是非正しい使い方をマスターして下さいね^^ 当サイトの英語ネイティブのライターに聞きたい質問があれば、是非ご連絡くださいね!
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