英語で「雨」という意味になる「rain、rainy、raining」の意味と使い方の違いとは?
そのため、今回の記事では英語で雨という意味になる「rain、rainy、raining」という三つの英単語の意味と正しい使い方を紹介していきたいと思います。
rain、rainy、rainingという単語にはどのような違いがあるのでしょうか? 各単語の意味と使い方を詳しくみていきましょう。
rainの意味と正しい使い方
先ずは「rain」という単語をみていきましょう。rainは”名詞“としても”動詞“としても使える単語です。名詞として使うと単純に「雨」という意味になります。
動詞として使うと「雨が降る」という意味になります。発音は両方とも「レイン」になります。
そして、名詞の「rain」は色々な文脈で使えます。例えば、天気予報には「rain」(雨)という単語がよく使われますね。そして、「雨の滴」は「a drop of rain」や「raindrop」という言い方になります。
しかし、会話では動詞の「rain」の方がよく使われていると思います。ですから、例えば「雨が降る」と言いたい場合には「rain」という単語を使います。
よく多くの学習者が使いがちな、直訳の「rain is falling」や「rain will fall」などの言い方はあまり自然な英語ではありません。単純に「rain」を使った方がいいと思います。
そして、過去形と過去分詞は「rained」になります。それでは、例文を通して実際の使い方を確認していきましょう。
名詞のrainの正しい使い方 例文
I can hear the rain outside.
(外で雨が降っている音が聞こえます。)
I got soaking wet in the rain.
(私は雨でびしょびしょになってしまいました。)
This rain is very heavy. I should have brought an umbrella.
(この雨はとても激しいです。傘を持って行った方がよかったのに。)
The rain has stopped.
(雨がやみました。)
動詞のrainの正しい使い方 例文
It’s going to rain tomorrow so you should take the bus to school.
(明日雨が降るから学校までバスに乗った方がいいよ。)
It rained all day yesterday.
(昨日一日中雨が降りました。)
It looks like it’s going to rain later.
(後で雨が降りそうですね。)
It rains a lot here in June.
(ここでは6月によく雨が降りますよ。)
rainyの意味と正しい使い方
次に紹介する「rainy」は”形容詞“です。つまり、「rainy」は「雨の」、「雨の多い」、「雨がよく降る~」といった意味になります。この単語の発音は「レイニー」になります。
この単語は殆どの場合「名詞を飾る」役割になります。例えば、「rainy days」(雨が降る日々)や「rainy season」(梅雨、雨の多い季節)などのコロケーションが多いです。
rainyは形容詞なので、比較級の形もあります。つまり、「rainy – rainier – rainiest」という三つの形があります。比較する際には「rainier」(~よりも雨が多い)という形で使います。
最大級の場合には「rainiest」(最も雨が多い)という形で使えます。それでは、実際の使い方を例文を通して確認していきましょう。
「rainy」の正しい使い方の例文
The rainy season in Japan usually starts in June.
(日本の梅雨は一般的に6月に始まります。)
This game is good to play on rainy days.
(このゲームは雨の日にやるのがよいでしょう。)
This town is the rainiest in the country.
(この町は全国で最も雨の多い町です。)
It’s been rainier than normal this winter. It must be global warming.
(今年の冬はいつもより雨が多いです。温暖化のせいでしょう。)
rainingの意味と正しい使い方
次の「raining」という単語は「rain(雨が降る)の進行形」になります。つまり、「今雨が降っている」という意味になります。
現在進行形の場合、「is raining」というフレーズになり、過去進行形の場合、「was raining」というフレーズになります。
つまり、「raining」を使う際に必ず「be動詞と一緒に使う」というルールがあります。rainingは「現在の天気」や「過去のある時間の天気」を説明する際に使う単語です。
そして、「start raining」(雨が降り始める)と「stop raining」(雨が止む)という表現があります。
それでは、実際にネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
rainingの正しい使い方 例文
It’s raining at the moment.
(今雨が降っています。)
It was raining when I left home this morning.
(今朝家を出た時に雨が降っていました。)
I hope it’s not raining when we go out this evening.
(今夜出かけるときに雨が降っていないように願っている。)
What time did it start raining?
(雨は何時に降り始めましたか?)
It’s stopped raining. Let’s go to the park!
(雨が止んだよ。公園に行こう!)
rain, rainy, rainingの間違った使い方
一見するとこの3つの単語「rain, rainy, raining」は似ているので間違って使ってしまう人も多いです。その理由としては、多くの人は日本語の「雨」という単語が入ったフレーズを直訳してしまうからなんだと思います。
例えば、「今日は雨です」という文章は日本語では正しいですが、英語の直訳の「It’s rain today」、「Today it’s rain」という文章は文法的には変です。
意味自体は通じると思いますが、英語ネイティブが使うような自然な英語ではありません。よくある間違えの例として、下記の文章は特に不自然なので使わないようにしましょう!
間違ったrainの使い方の例:
- It’s rain today.
- It’s rainy now.
- The rain is falling now.
上記の表現は一応全て通じますが、特に不自然なので出来るだけ使わないようにしましょう。
rainに関する英語表現やボキャブラリー
英語の表現には「rain」という単語が入った色々な表現が沢山あります。以下に最も役立つrainに関する英語表現を紹介していきたいと思います。
- raindrop/drop of rain = 雨滴
- rainy season = 梅雨
- raincloud = 雨雲
- be rained off = 雨のせいでイベントや試合がキャンセルされること
- be right as rain = すっかり元気になって、完全に立ち直って(主にイギリス英語)
- come rain or shine = 何があっても
- it never rains but it pours = 弱り目にたたり目
「雨」という意味になる rain、rainy、rainingの違い:まとめ
まとめると「rain」は名詞として使うと「雨」という意味になり、動詞として使うと「雨が降る」という意味になります。
「rainy」は形容詞で「雨の多い・雨がよく降る」という意味になります。「raining」は「雨が降っている」という意味になります。
皆さんも今度ネイティブと英語で「雨」に関する会話をする際には是非今回覚えた表現を使ってみて下さいね! 他にも英語に関する質問があれば、是非当サイトのライターにご連絡くださいね!
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