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習慣相のwillとは? willの様々な使い方・未来形・過去形・現在形

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教材の詳細

willで「習慣相」を表す事はできるのか? 習慣相を表現する際に使うべき適切な文法とは?


皆さんこんにちは。マリです。今回の記事は当サイトの読者の方から頂いたある「willの使い方習慣相」に関する質問にお答えしてみたいと思います。



皆さんは「習慣相」の表し方はご存知でしょうか。実はこれは様々な文法パターンで「定期的に起きること」、「定期的に行うアクティビティー」などを表現する事ができます。

頂いた質問は「習慣相の文法の選び方」に関する質問ですが、この部分を紹介するだけよりも、もっと深くwillの使い方を解説した方が理解が深まるのではないかと思いましたので、他の読者の方のためにもなると思いましたので、詳しく解説してみようと思いました。

それでは、実際に頂いた質問はこちらになります!


読者の方の質問:


別の質問をお願します。

次の引用は2月5日付のCNNの記事からで、英国人夫妻がhousesitterとして世界中を旅している話しです。


Now that they’ve built up a strong reputation as house sitters and have racked up 54 five-star reviews on Trusted House Sitters, the couple tend to
get most of the housesitting requests they apply for.

“We’re really quite in demand, which is lovely,” says Julie.

Aside from the money they’ve saved on accommodation costs, the Ashworths have formed strong friendships with many of the homeowners they’ve done
house sits for.

“We nearly always keep in touch, so many of them will be lifelong friends,” says Julie. “We’ll often get sent pictures of a pet that we’ve looked after
months ago, which is really nice.” (CNN, 2/5/2022)


最後の文でWe’ll often get … とありますが、このWe’ll の意味はなんでしょうか。

Willにはいろんな意味・用法があることは承知していますが、この場面でのwillは何か特別な意味を持たせているのでしょうか。

We often get …と言っても同じだと思いますが、敢えてwillが使われている理由があるのでしょうか。



まずはご質問ありがとうございます。そして、当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。それでは、早速頂いた質問をみていきましょう。この質問は「will」の使い方に関する質問ですね。

送って頂いた文章「We’ll often get sent pictures of a pet that we’ve looked after months ago, which is really nice.」の文章では、「We’ll」という表現があります。

これは「We will」の省略ですね。「will」という助動詞には確かに色々な使い方があります。先程も書きましたが、今回の質問に答えるためにはwillの様々な使い方を知る必要がありますので、復習も兼ねて詳しく解説していきたいと思います。




未来を表すwillの意味とニュアンス・使い方


未来を表すwillの意味とニュアンス・使い方

もう既に「決まった未来を表すwill」。先ずは「will」という助動詞は「未来」を表すことができる助動詞ですね。

しかし、ニュアンス的にみると「決まったこと・絶対に起きること」を表す文法です。例えば、「The 2024 Olympics will be held in France.」(2024年のオリンピックはフランスで行われる)という文章は「もう既に決まった計画」を表しています。

その理由としては、2024年のオリンピックの開催はもう既に決まっていて、何か特別な理由でもない限りほぼ確実に行われる計画だからです。それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。


確実に行われる未来を表すwillの使い方 例文



A: When will the next seminar be held?
(次のセミナーはいつ行われますか。)

B: The next seminar will be held in April.
(次のセミナーは4月に行われます。)



A: What time will the CEO arrive?
(社長は何時に来ますか。)

B: He’ll arrive at 10am and his speech will start at 10:30.
(彼は10時に来て10時半からスピーチを始める予定です。)





大体の予想を表すwillの意味と使い方・ニュアンス


大体の予想を表すwillの意味と使い方・ニュアンス

そして、「will」にはもう一つの「未来の予想」を表す文法としても使えます。つまり、このwillは「~が起きるだろう」というニュアンスを含んでいます。

例えば、「I think it will cost a lot to fix the car」(車を治すにはお金がたくさんかかるだろう)という意味を表しています。「たくさんお金がかかる」ということは、確実に決まっているわけではありませんが、ほぼ事実に近い予想ですよね。このような際に使える文法になります。


大体の予想を表すwillの使い方 例文:



A: What’s the weather like today?
(今日の天気はどんな感じだろうね。)

B: It’s cloudy so I think it will rain later.
(曇っているから後で雨が降るだろう。)



A: Don’t put that sweater in the washing machine! It’ll shrink!
(そのセーターを洗濯機に入れないで!縮んじゃうよ!)

B: Sorry, mum!
(ごめんね、お母さん!)





仮定法を表す willの意味と使い方


仮定法を表す willの意味と使い方

そしてwillは「未来の仮定的なシチュエーション」について表現する際にも使うことができます。例えば、「If it rains tomorrow, I will take the bus to work」(明日もし雨が降るなら私はバスで通勤する)という文章の「will」は「明日の仮定的な計画」を表しています。


仮定法 willの使い方 例文:



A: What will you do if you pass the exam?
(試験に合格したらどうしますか。)

B: I’ll drink champagne to celebrate!
(祝うためにシャンパンを飲みますよ!)



A: How will you get to work if the bus is cancelled?
(バスがキャンセルされたらどうやって通勤しますか。)

B: I’ll have to take a taxi.
(タクシーにのるしかない。)





自発的な決定を表す willの意味と使い方


自発的な決定を表す willの意味と使い方
もう一つのwillの使い方は「自発的な決定」を表すwillの使い方です。例えば、レストランで料理を注文する際などにこのようなフレーズがあるとします。

I’ll have the steak」(私はステーキにします)。こういった際に自発的な決定のwillを使います。これは、その瞬間に決めた事なのでwillを使っています。それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で確認してみましょう。


自発的な決定のwillの使い方



A: What would you like to drink?
(飲み物はどうされますか。)

B: I’ll have red wine, and my husband will have a beer.
(私は赤ワインにして夫はビールにします。)



A: The phone’s ringing!
(電話が鳴ってるよ!)

B: I’ll answer it!
(私が出るよ!)





何かに誘う際に使う willの意味と使い方


そして、もう一つのwillの使い方は「相手を何かに誘う」という際にも使います。例えば、「Will you ○○?」というパターンはよく使います。

最も有名で代表的な英語表現では、プロポーズをする際に使う「Will you marry me?」という台詞です。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。


何かに誘う際に使うwillの使い方 例文:



A: Will you come to the party with me tomorrow?
(明日のパーティーに一緒に行きませんか。)

B: Of course! Thank you for inviting me.
(もちろん!誘ってくれてありがとう。)



A: Will you marry me?
(結婚しよう。)

B: I will.
(はい。)



他にもいくつかwillの使い方はありますが、最もよく使いwillの使い方は、やはり「未来を表すwill」だと思いますので、紹介してみました。

それでは、次は「習慣相」を表す「will」の使い方にクローズアップしましょう。



習慣相を表すwillの意味と使い方


この「習慣相」とは「定期的に起きること、やること」を表す文法と冒頭でお話しました。実は英語には「習慣相」を表す方法が沢山あります。

下記の例文は同じ「習慣相」ですが、それぞれ違った文法を使っています。


I often go to the cinema.
(私はよく映画館に行く習慣があります。)

I am always going to the cinema.
(私はいつも映画館に行っています。)

I have been going to the cinema every week for a year.
(私は一年間の間に毎週映画館に行っています。)



過去を粟原素習慣相もあります。例えば、以下のような例です。


I often went to the cinema.
(私はよく映画館に行く習慣がありました。)

I was always going to the cinema.
(私はいつも映画館に行っていました。)

I used to go to the cinema regularly.
(私は定期的に映画館に行く習慣がありました。)

I would often go to the cinema when I lived in London.
(私はロンドンに住んでいた時よく映画館に行く習慣がありました。)



最後の文章を見ると「would」という助動詞の存在に気が付くと思います。そして「would」を使うと「いつの話なのか?」という情報も伝える必要があります。

つまり、「when I lived in London」というような情報も必要になります。現在の習慣相も「would」の現在形を使います。「would」の現在形は「will」ですね。

つまり、現在の習慣相を表す際には「will」を使います。しかし、過去形と同じようにこの場合も他の情報が必要になります。例えば、それは「いつ、どこ、なぜ」などの情報を文章に入れる必要があります。


習慣相の使い方 例文:



I will often go to the cinema when I stay in London.
(私はロンドンに滞在していた時に映画館へ行く習慣があります。)



それでは、元の質問に戻りましょう。

“We’ll often get sent pictures of a pet that we’ve looked after months ago, which is really nice.” という文章では、どうして「will」を使って習慣相を表したのでしょうか。

実は、この文章では「単純現在形」を使っても全然大丈夫です。つまり、「We often get pictures of a pet…」という形でもオッケーです。

何故なら話している人が「will」を使った理由として「これからもあるだろう」というニュアンスを与えたいからなのではないかと思います。

正直に言うと、文法的には「単純現在形」と「will」の違いはあまりないです。しかし、日常会話では習慣相の「will」は多くの場合「嫌な習慣」を説明する際に使われています。

つまり、「文句を言いたい」というニュアンスを表現したい時に「will」を使う場合が多いです。例えば、下記の文章はネガティブな習慣を説明しています。

そういった際にwillという単語で強調すると自分のイライラしている気持ちを表現する事ができます。


He often forgets to take his lunch to school.(事実を表す表現)
(彼はいつもランチを学校に持っていくのを忘れてしまいます。)

He will forget to take his lunch to school. (ネガティブな癖を表す表現)
(彼はいつもランチを学校に持っていくのを忘れてしまいます。)



He leaves his wet towels on the bed. (事実を表す表現)
(彼はいつも濡れたタオルをベッドに上に置きっぱなしにする癖がある。)

He will leave wet towels on the bed. (ネガティブな癖を表す表現)
(彼はいつも濡れたタオルをベッドに上に置きっぱなしにする癖がある。)



以上のような使い方・ニュアンスがあります。結局、今回の質問でいうと「習慣相」の「will」を選ぶ理由は特にありません。もっというなら個人のチョイスだと思います。

しかし、多くの場合、ネガティブな「癖・習慣」について話す際にはwillを使って表現する事が多いです。


まとめ:習慣相のwillについて


まとめると「will」という助動詞は非常に数多くの意味と使い方があります。その中に「習慣相」での表し方があります。過去の習慣について話す際には「will」の過去形の「would」を使います。

現在の習慣については「will」を使って表現することができます。「will」と「単純現在形」は両方とも現在の習慣を表しています。その場合は一般的に個人のチョイスになります。

しかし、多くの場合、ネガティブな習慣・癖について話す際にはwillを選ぶ人が多いですね。

それでは、今回はこれで以上になりますが、頂いた質問にちゃんと答えられたのでしょうか^^。少し長くなって難しくなってしまいましたね^^

多くの場合、ネイティブが自然に話す際に使う単語・文法のチョイスはその瞬間に選んで使っていることなので、時々深い意味や理由はない事があります。

今回分析した例文では、単純現在形を使っても全然おかしくないと思いますので、とくに気にされる必要はないと思います。それでは他にもこんな英語の違いが知りたい、ネイティブらしい英語表現、日本ではあまり知られていないような英語のスラング、イディオムなど。

英語に関する知りたい事があれば是非、当サイトの英語ネイティブまでご質問よろしくお願い致します。


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